MM総研は2017年度上期(2017年4月~9月)の国内携帯電話端末の出荷台数調査結果を発表した。2017年度上期の携帯電話端末総出荷台数は前年比7.6%増の1,634.6万台となり、2000年度統計開始以来、過去最低を記録した昨年度上期からのV字回復となった。
メーカー別では、出荷台数シェア1位はAppleで総出荷台数に占めるシェアは37.2%となった。以下、2位はシャープ、3位は京セラ、4位は富士通、5位はソニーモバイルとなった。
内訳をみると、スマートフォン出荷台数が前年同期比12.9%増の1,373.6万台となり、上期のスマートフォン出荷台数としては2012年度上期に次ぐ2番目を記録した。一方、フィーチャーフォンは前年同期比13.6%減の261万台で、2000年度統計開始以来、過去最低となった2016年度上期を下回った。
総出荷台数に占めるスマートフォン出荷台数比率は84.0%、フィーチャーフォン出荷台数比率は16.0%となった。また、SIMフリースマートフォン出荷台数は前年同期比20.4%増の144.6万台となり、スマートフォン出荷台数全体に占めるSIMフリー比率は10.5%(0.6ポイント増)と微増した。
スマートフォン出荷台数シェアは1位がAppleで44.2%となった。以下、2位はソニーモバイル、3位はシャープ、4位はサムスン電子、5位は富士通の順となった。また、SIMフリースマートフォン市場に限定したメーカー別台数シェア1位はファーウェイで、「P9 lite」「P10 lite」「nova lite」といった2-3万円前後で購入可能な端末が人気となった。
MM総研では、2017年度の総出荷台数は前年度比2.5%増の3,740万台(うちスマートフォン出荷台数3,170万台)と予測している。
2017年11月16日 
17年度上期の携帯出荷1,634万台、スマホ出荷台数は12.9%増―MM総研調べ
