クライアント仮想化導入率、2018年には48%に到達か

2014年6月13日 16時19分更新


・2013年の法人向けクライアント端末の仮想化率は23.7%、2018年には48.8%まで拡大
・クライアント仮想化ソリューション市場は、2013年は3,826億円、2018年には7,473億円に
・今後はパブリッククラウドDaaS分野における市場創出に期待

 
 
 IDC Japan株式会社は国内クライアント仮想化市場について分析を行い、その結果を発表した。
 2013年の国内法人向けクライアント端末における仮想化導入率は23.7%となった。2014年以降、クライアント仮想化技術の進化と用途の拡大によってさらに導入率は増加し、仮想化導入率は、2014年には27.9%、2018年には48.8%まで到達すると予測する。
 国内クライアント仮想化ソリューション市場については、2013年は前年比7.6%増の3,826億円となった。2018年には7,473億円まで拡大し、2013年~2018年の年間平均成長率は14.3%で推移すると予測される。

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 市場拡大の要因のひとつとしてDaaSの提供形態の広がりが挙げられる。プライベートクラウドDaaS、バーチャルプライベートクラウドDaaS、パブリッククラウドDaaSの3通りがあるなか、2013年下半期からアマゾンデータサービスジャパンなどもパブリッククラウドDaaS市場に参入するなど、低価格、短時間で稼働可能な手軽さが売りのパブリッククラウドDaaSは今後もっとも新しい市場機会創出が期待される。

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