ネットオークションはスマホファーストの時代に
2014年8月11日 10時46分更新
・スマホからのオークション/フリマ利用者数は1年間で2倍に成長し、約2,000万人に
・PC、スマホ共に、Yahoo! オークションが一番人気
・オークション/フリマサービスはPCでは35歳以上男性、スマホでは34歳以下女性が牽引
ニールセン株式会社はオークション/フリマサービスの利用状況を分析し、結果を発表した。
2014年2月時点でスマートフォンからの利用者数がPCからの利用者数を逆転した。スマートフォンからの利用者数は3月以降も大きく利用者数を増やし、2014年6月時点で昨年同月比2倍の約2,000万人となり、利用者数が1,000万人以上のサービスカテゴリの中では、昨年比で最も成長したカテゴリとなった。
オークション/フリマサービスの利用者数ランキングでは、PC、スマートフォン共に、「Yahoo! オークション」が2位以下を大きく引き離して1番人気となった。次いで「楽天オークション」が2位、「モバオク」が3位となったが、4位以降はスマートフォンでは「メルカリ」と「LINE MALL」というスマートフォンアプリ限定のフリーマーケットサービスがランクインしたのが特徴。
さらに利用者数が100万人を超えているサービスの利用者属性を比較すると、PCでは35歳以上の男性利用者が過半数を占める一方、スマートフォンでは女性の割合が高く、「メルカリ」や「LINE MALL」、「モバオク」では34歳以下の女性の割合が最も高くなった。特にメルカリは34歳以下の女性が半数を超えており、これまでのオークションサービス利用者層と大きく異なる。
スマホアプリ限定のサービスも軒並み利用者を伸ばすなど完全にスマホファーストの時代に。さらに34才以下の女性が特にスマホ利用が多いことも合わせて、今後の消費を牽引するのは、完全にスマホが主流になる可能性が高いようだ。
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