2013年国内仮想化ソフトウェア市場規模、前年比成長率23.2%

2014年8月12日 14時35分更新


・2013年の国内バーチャルマシン/クラウドシステムソフトウェア市場は前年比成長率23.2%

・2018年には市場規模が845億円に拡大と予測

 
 
 IDC Japan株式会社は2013年における国内仮想化ソフトウェア市場規模実績と2018年までの市場規模予測を発表した。

 当調査によると、2013年の国内バーチャルマシン/クラウドシステムソフトウェア市場規模は、前年比23.2%増の444億7,000万円、2013年~2018年の年間平均成長率(CAGR: Compound Annual Growth Rate)は13.7%と予測している。

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 成長の要因としては、大手企業におけるプライベートクラウドの構築をはじめとする仮想基盤の拡張、クラウドサービスプロバイダーでの導入拡大、中堅中小企業へのサーバー仮想化の浸透などが挙げられる。また世界市場の成長率は12.4%となっており、主要6地域(北米、中南米、西ヨーロッパ、中東欧・中東・アフリカ、日本、日本を除くアジア太平洋)の中で2012年に続き日本が最も高い成長率となった。今後、国内バーチャルマシン/クラウドシステムソフトウェア市場は2018年に845億円に達すると予測している。

 このあたりは大企業が取り組んだ事例を元に、技術が進歩して価格が安価になっていき、中小企業に廉価版が普及するという流れ。とはいえクラウドによる効率化は中小企業でも大いに実感できるところ。技術の発展に期待したい。

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