クラウドソーシングサービス流通金額規模、2018年には1,820億円に達する予測
2014年8月13日 11時20分更新
・2013 年度のクラウドソーシングサービス流通金額規模は、前年度比 101.7%増の215億円
・2018 年度のクラウドソーシングサービス流通金額規模は、1,820億円に達すると予測
矢野経済研究所は「クラウドソーシングサービス市場に関する調査結果2014」を発表した。
2013年度はクラウドソーシング事業者による積極的なPRの効果もあってクラウドソーシングサービスの認知度がさらに高まり、クラウドソーシング事業者が顧客と登録ワーカーの双方を集めやすい環境が整い、クラウドソーシングサービス流通金額規模は前年度比101.7%増の215億円(仕事依頼金額ベース)となった。
2012年度から2018 年度までの年平均成長率(CAGR)は60.5%で推移し、2018年度のクラウドソーシングサービス流通金額規模は1,820億円(仕事依頼金額ベース)に達すると予測している。
背景としては2014年度にはクラウドソーシングサービスの業界団体である一般社団法人クラウドソーシング協会が設立され、業界全体で認知度向上や利用促進への取り組みが進む。2015年度以降はクラウドソーシング事業者各社の大手企業向けサービスの開発や協会の認知活動により、大手企業によるクラウドソーシングサービスの利用が進むことなどと分析している。
大きな注目を集めているクラウドソーシング。「顔を合わせないパートナー」という考え方も、主にコスト面から大きく受け入れられ始めているようだ。今後登録者が増えてくることで発注側としては選択肢が増えていく一方、クラウドソーシング事業者は登録者のスキル含めてトラブル防止により力を入れなければいけないだろう。
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