国内クラウド向けサーバー市場、今後も拡大の一方でビジネスの複雑化も
2014年9月10日 11時22分更新
・2018年の出荷台数は、2013年の6万5,100台から、約1.5倍の9万9,300台に
・2013年~2018年の年間平均成長率は、出荷台数8.8%、出荷額11.8%
・2018年の出荷額は、2013年の513億4,400万円から、約1.7倍の896億5,100万円
IDC Japan 株式会社は、国内クラウド向けサーバー市場の最新予測を発表した。
2013年の国内クラウド向けサーバー市場は、出荷台数が国内サーバー市場全体57万800台の11.4%にあたる6万5,100台、出荷金額が同4,607億8,100万円の11.1%にあたる513億4,400万円だった。今後2018年における国内クラウド向けサーバー市場は、出荷台数が9万9,300台、出荷金額が896億5,100万円になると予測した。
市場は拡大を続けるものの、国内サーバー市場のビジネス構造は複雑化しているという。サーバーの所有者と利用者の乖離、配備モデルの多様化とその組み合せによる複雑化、処理対象となるデータ量の増加や種類の増加といったことが要因だ。そのことで、サーバーのシステムアーキテクチャの変化や提供形態の変化も必要になっている。
こういう市場ではIDC Japan サーバー グループマネージャーの福冨 里志氏は「価格勝負になる傾向が強い」と分析しているが、顧客のニーズにどこまで細かく対応できるかも、重要な生き残り策となるであろう。
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