64.9%の親が「子どもにスマートフォンを持たせる際、心配」と回答ーMMD研究所調べ
2018年1月29日 10時40分更新
MMD研究所は、2018年1月12日~1月18日に、中高生の子どもにまだ携帯電話を持たせていない親1,003人を対象に「親と高校生のスマートフォン利用に関する意識調査」を実施し結果を発表した。
【親への調査結果】
■ 子どもにスマートフォンを持たせても良いと思う理由、「クラブ活動など帰りが遅くなる」「学校へ入学」「周りの子どもがスマートフォンを持つようになったから」
中高生の子どもにまだ携帯電話を持たせていない親(n=1,003)を対象に、いつ頃から子どもにスマートフォンを持たせても良いと思うかを聞いたところ、「高校1年生」と回答した親が66.9%と最も多い結果となった。
子どもにいずれかのタイミングでスマートフォンを持たせても良いと回答した親(n=898)を対象に、子どもにスマートフォンを持たせても良いと思う理由を聞いたところ、「クラブ活動など学校の活動で遅くに帰るようになる(遅く帰るようになった)から」と回答した親が36.2%と最も多く、次いで「子どもが学校に入学する(入学した)から」と回答した親が34.4%、「周りの子どもがスマートフォンを持つようになったため」と回答した親が27.4%という結果となった。
■ 64.9%の親が子どもにスマートフォンを持たせることに対して「心配」と回答
子どもにいずれかのタイミングでスマートフォンを持たせても良いと回答した親(n=898)を対象に、子どもにスマートフォンを持たせる際、スマートフォンを持たせることに関しての心配度合いについて聞いたところ、「とても心配」と回答した親が16.0%、「やや心配」と回答した親が48.9%と合わせて64.9%の親が「子どもにスマートフォンを持たせることに対して心配」と回答した。
■ 約3割の親が「世間一般の子どもよりもスマートフォンを使いこなせていないと思う」と回答
中高生の子どもにまだ携帯電話を持たせていない親(n=1,003)を対象に、世間一般の子ども(中高生)と自分を比べて、スマートフォンを使いこなしていると思うかを聞いたところ、「あまり使いこなせていないと思う」と回答した親は22.3%、「まったく使いこなせていないと思う」と回答した親は11.3%と合わせて33.6%の親が「世間一般の子どもと比べて、スマートフォンを使いこなせていないと思う」と回答した。
■ 子どもにスマートフォンを持たせる際、約4割の親が「端末内で設定できるアクセス制限や機能制限を利用したい」
子どもにいずれかのタイミングでスマートフォンを持たせても良いと回答した親(n=898)を対象に、子どもにスマートフォンを持たせる際、トラブル回避のために行いたいことについて聞いたところ、「端末内で設定できるアクセス制限や機能制限を利用したい」と回答した親が37.0%と最も多く、次いで「無料のセキュリティアプリをダウンロードしたい」と回答した親が34.7%、「アプリ購入のパスワードは自分(親)が管理したい」と回答した人が33.4%という結果となった。
■ 約7割の親が「無料でフィルタリングサービスを設定できることを知っている」と回答
中高生の子どもにまだ携帯電話を持たせていない親(n=1,003)を対象に、大手携帯電話会社などがスマートフォン向けに無料でフィルタリングサービスを提供していることを知っているか聞いたところ、「知っている」と回答した親が68.3%、「知らない」と回答した親が31.7%となった。
【調査概要】
「親と高校生のスマートフォン利用に関する意識調査(親)」
・ 調査期間:2018年1月12日~1月18日
・ 有効回答:1,003人
・ 調査方法:インターネット調査
・ 調査対象:中高生の子どもにまだ携帯電話を持たせていない30代~50代の親
・ 設問数 :16問
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