シニア世代のおよそ2人に1人がSNSを利用している―マクロミル調べ
2018年8月15日 10時00分更新
株式会社マクロミルは、「シニア世代のSNS利用」についてアンケートを行い、ニュースレター「HoNote通信」として調査結果を発表した。シニア世代はどのくらいの人が、どのような目的で、SNSを利用しているのか、Facebook、Twitter、Instagram、LINEという4つのSNSについて、全国60~79歳の男女1,000人に調査を行ったとのこと。
シニア世代1,000人に、現在利用しているSNSを尋ねたところ、「LINE」は41%、「Facebook」は25%、「Twitter」は15%、「Instagram」は10%、「その他SNS」は2%に利用されており、いずれかのSNSを利用している割合は52%だった。シニア世代のおよそ2人に1人がSNSを利用している、という状況だ。
シニア世代のSNSユーザーは、どのようなことがきかっけでSNSを利用し始めたのか。結果をみると、どのSNSでも比較的多かった回答は、「友人・知人などに勧められて」だった。特徴的だったのは、“LINE”を使い始めたきっかけで、「家族に勧められて」が54%にのぼっている。今回聴取した他のSNSは、どちらかといえば“投稿・閲覧型”であるのに対し、LINEは“メッセージの送受信型”といえ、“離れて暮らす親子の連絡手段”、あるいは“シニアと孫とのコミュニケーション”など、家族間のコミュニケーションツールとして利用されている様子が推測される。
Facebook、Twitter、Instagramユーザーの、「投稿」や「閲覧」をする理由を調べたところ、“投稿”の理由としてFacebookは、「仲の良い友達とのコミュニケーション、近況を知りたい・伝えたい」などが上位を占めた。Twitterは上位の理由でもスコアが10%台と多様な利用がなされているが、「暇つぶし」で投稿する人が比較的多いようだ。Instagramは、サービスの特性もあってか、「写真を投稿したい」33%が圧倒的な理由で、2番目の「楽しい」17%も他2つのSNSにはない理由だった。
次に“閲覧”の理由としてFacebookは、「仲の良い友達の近況が知りたい」36%が最多で、2番目以降とスコア差が大きいことからメインの理由と言える。Twitterは「ニュースや話題をチェックしたい」が30%で最多で、トレンドチェックの目的が大きい。Instagramは「写真を閲覧したい」37%が圧倒的に多い結果で、投稿理由と同様に“写真”がメインの理由だった。
【調査概要】
調査主体:マクロミル
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国60~79歳の男女(マクロミルモニタ会員)
割付方法:平成27年国勢調査による、性別×年代の人口動態割付/合計1,000サンプル
調査期間:2018年7月5日(木)~2018年7月6日(金)
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