ドコモ、米国でIoTを活用した業務用冷蔵庫の「温度・湿度モニタリングサービス」提供

2018年10月23日 11時01分更新


 NTTドコモと同社の米国現地法人であるNTT DOCOMO USA, Inc.(ドコモUSA)は、グローバルIoTソリューション「Globiot(グロビオ)」の取り組みの一環として、IoTを活用した業務用冷蔵庫・冷凍庫の「温度・湿度モニタリングサービス」を11月1日より米国で提供開始する。
 
 大きな冷蔵庫・冷凍庫を多数持つ米国のスーパーやレストランでは、冷蔵庫・冷凍庫の温度異常時の食品ロスが課題になっている。そのため、遠隔監視機能を持つ業務用冷蔵庫・冷凍庫の需要は高いものの、高価であるため、遠隔監視機能を持たない冷蔵庫・冷凍庫が市場に多く存在している。
 「温度・湿度モニタリングサービス」は、スーパーやレストランなど店舗・売り場にある設置済み冷蔵庫や冷凍庫に、専用の温度・湿度センサーと通信機器を設置することで、温度・湿度データをリアルタイムに収集し、異常検知から通知までの自動化を安価に構築することができる。これにより、食品ロスや従業員の目視確認による運用コストの削減を実現するという。
 
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 低消費電力広域無線ネットワークのLoRaWAN対応で省電力通信が可能となるため、一度設置したセンサーは電池を交換することなく約5年以上稼動可能とのこと。また、今後温度、湿度センサーに加えて、さまざまなLoRaWAN対応デバイスおよびセンサーを対象商品に加え、多様な業種・業態への展開も予定しているという。
 
 基本料金は、通信料やサービス使用料、機器代金(ゲートウェイ1台・IoTセンサー2個)込みで月額99米ドル。月額10米ドルでセンサーを追加できる。
 
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