Googleは北米にて独自のMVNOサービス開始、LTEとWi-Fiによるシームレスな通信を実現
2015年4月24日 13時02分更新
4月23日、Googleは独自の通信サービス「Project Fi」を発表した。対応エリアは北米のみで、今のところ日本での提供は予定されていない。
「Project Fi」の最大の特徴は、既存のLTE通信とWi-Fiホットスポットを仮想的に一元化させ、その場所で最も適切な通信手段に自動的に切り替える仕組みだ。
Googleが独自の通信設備を持つわけではなく、LTE回線はアメリカの大手キャリアSprintとT-Mobileから借り入れ、 Wi-FiスポットはGoogleが認定した100万以上のスポットを利用する。なお既存のスポットを利用するのでセキュリティ面が心配されるが、その点はAndroid に搭載された機能「Google VPN」を利用することによって通信内容が暗号化される仕組みになっている。
料金は半従量制を採用。基本料金は20ドルで、この中に通話し放題、SMS無制限、国際SMS無制限、国際通話(1分/20セント)、120か国以上のネットワーク対応が含まれている。
データ通信は1GB/10ドルで、使用しなかった分は1ドル単位で返金される。
利用申し込みは招待制となっており、公式サイトよりリクエストが可能となっている。またAndroid OSの機能を利用するため、対象機種は「Nexus 6」のみ。
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