NTTドコモ、訪日外国人向け公衆WiFiサービス「docomo Wi-Fi for visitor」のトライアルを開始

2014年8月22日 10時00分更新


 NTTドコモは8月20日、訪日外国人向けのサービス「docomo Wi-Fi for visitor」のトライアルを2014年8月20日から2015年3月31日までの期間限定で実施すると発表した。

 「docomo Wi-Fi for visitor」はNTTドコモが提供している公衆Wi-Fiサービス「docomo Wi-Fi」を、訪日外国人が簡単に利用できるようになるサービスであり、1週間プランが900円(税抜)、3週間プランが1,300円(税抜)となっている。利用には専用サイト(英語・中国語・韓国語・日本語に対応)からの申し込みが必要であり、クレジットカード決済で簡単に登録できる。

 使い方は右のとおりになる。申し込みを完了すると登録したメールアドレスにアカウント(ユーザID/パスワード)、SSID/セキュリティキーが通知される。日本滞在中にdocomo Wi-Fiスポットに着いたら、端末上でセキュリティキーを入力して「docomo Wi-Fi」に接続、その後ブラウザを立ち上げユーザID/パスワードを入力し「docomo Wi-Fi for visitor」にログインすると接続が完了する。

 訪日外国人向けの無料公衆WiFi環境の整備は課題となっており、日本最大の携帯キャリア会社であるNTTドコモが、トライアルとはいえサービスを開始したのは課題解決への大きな一歩となるだろう。日本人ですら公衆WiFi環境の情報を把握しきれていないのもあるため、情報の周知の徹底も必須だろう。2020年の東京オリンピックに向けて、キャリアや官公庁は努力を重ねていってほしい。

 なおサービスの受付期間は2014年8月20日から2015年3月31日まで、申し込みから150日以内に利用を開始する必要がある。

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