ソフトバンク、2021年3月期第1四半期の決算発表は増収を継続

2020年8月14日 12時03分更新

 ソフトバンクは、2021年3月期第1四半期の決算発表をネット配信で実施した。同期の売上高は1兆1726億円(前年同期比0.7%増)、営業利益は2799億円(前年同期比4.1%増)と増収を継続。通期業績予想に対する進捗率はそれぞれ24%、30%で、順調に進捗しているとした。

 個人向けの携帯電話サービスをはじめとするコンシューマ事業では(端末の販売数が減少するなどして)営業利益が落ち込んだが、そこをヤフー・法人事業が補った形。
 法人事業はテレワーク需要などにより11%の増益となり、特にZoomの法人会員の新規開通ID数は前期比48倍と大きく伸びた。また、ヤフー事業については、ZOZOの子会社化やコマース関連サービスの利用増などにより15%の増収となった。

 スマートフォンの累計契約数は、ソフトバンク、ワイモバイル、LINEモバイルの合計2450万件で、前年同期比204万件の純増。端末の販売は減少したものの、通信サービスはモバイル、ブロードバンドともに前年並みを維持した。

 端末販売台数は、4~5月の営業自粛により落ち込み、6月に入ってから一気に回復を見せたが16万台の減少となった。

 ヤフー事業について、eコマースにおける取扱高は大きく伸長し、前年同期比21%増の7073億円となった。また、PayPayは2020年6月末にユーザー数が3000万人を突破。累計の決済回数は4.3億回を突破し、1年間で決済回数は9倍にも増加したという。

 さらに、2019年5月に発表した「営業利益 1兆円企業へ」という中期目標を改めて紹介。2022年度には売上高5.5兆円、営業利益1兆円、純利益5,300億円を目指す内容。PayPayを軸に、金融サービス、mobile、eコマースといったシナジー事業を拡大していくとのこと。

 スマホの累計契約数は、2023年度に3,000万契約まで伸ばしたい考え(19年度時点では2,413万契約、法人含む)。そのうち5Gスマホが6割を占めるとのことで「3Gから4Gになったときよりも速く、確実に5Gに移行していきます」と説明した。

 そのために5Gサービスの本格展開を加速させ、基地局は2021年3月に1万局、2022年3月には5万局(人口カバー率90%超)を目指す方針。直近の話としては「今年の晩秋から来年にかけて5G祭りをしていきたい」と表現し、5Gエリアを一気に拡大していくと意気込んでいた。

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