楽天G決算、全セグメント増収も純損失は過去最大。

2022年8月12日 11時00分更新

 楽天グループは8月10日、2022年度第2四半期の決算を発表した。

■決算ハイライト

 売上高は8935億円(前年同期比12.6%増)、営業利益は-1970億円、純損益は1766億円と中間決算としては過去最大の損失となったが、前期比では110億円の収益改善している。要因は「0円サービスの廃止」と、オプションサービスが順調である事とした。

■セグメント別の進捗状況

 各セグメントにおける損益は、インターネットサービスセグメントは215億円の黒字、フィンテックセグメントは264億円の黒字と好調だったが、モバイルセグメントは1242億円の赤字となった。

モバイルセグメント
・0円プラン廃止の影響。
MNOでの契約数は6月時点で477万件(30.2%増)を達成したが、4月時点より契約者数は約23万件減少した。
いわゆる1GB以下の場合に適用されていた「0円プラン」の廃止を発表したことの影響を受けたものだが、これに伴う解約回線数は7月までに落ち着いており減少傾向にあるとした。これによりARPUは9月以降に回復し、50%上昇を見込む。

・エコシステムとのシナジーなど
楽天モバイルから楽天エコシステムへの流入は21.5%。楽天エコシステムの新規ユーザーは、1年以内に3つ以上のサービスを利用している。
新料金発表後、若年層(20~30代)の比率が8.5ポイント増加しており、データ使用量が他の年代と比較し約2倍である若年層に選ばれることは、エコシステムの将来にもプラスになると見ている様子。

・今後の見通し。
完全有料化となる11月以降については、一定の離脱は想定しているものの有料ユーザーは0円プラン廃止の影響も受けて純増しており、前期が損益の下限で回復傾向にあるとした。
また、負担となっている設備投資は来年には減少する見込み。これによって収益が改善する見込み。
その他については、来年春総務省により実現されるとする「MNPワンストップ化(*1)」に触れ、これが追い風になると話した。

*1:現在MNP転出する場合、契約中の会社と乗り換え先の会社で2回手続きが必要だが、ひとつの窓口で受け付ける事で、引き止め防止や迅速化などが期待される。

関連カテゴリー