軽量ディスプレイグラスの試作機等を公開―docomo Open House 2021―

2021年2月10日 11時55分更新

 NTTドコモは2月4日~7日に開催された「docomo Open House2021」にて5GやAI、IoT関連の最新技術を活用した技術やソリューションを紹介した。

 なかでも開発中の「軽量ディスプレイグラス」の試作機は、メイン展示として扱った。

「軽量ディスプレイグラス」はメガネ型のウェアラブルデバイス。USB Type-C 端子搭載で、DisplayPort Alternate Mode対応のAndroid™スマートフォン等とケーブルを接続するだけで、スマホ等のコンテンツを大画面で見ることが可能。

メガネのような気軽な装着
 重量は世界最軽量クラスの約49g。長時間の着用に加え、メガネのように脱着したり折り畳んで持ち運ぶなどが出来る。ディスプレイはシースルー構造で、周囲や手元が見えるメリットで、リモートワークや動画視聴しながら作業なども可能としている。

あくまで”外部ディスプレイ”
 従来のVR/MR向けのスマートグラスと異なり、センサーやカメラ、バッテリーを搭載していない。映像出力に徹したシンプルな製品となっている。見え方としては、あたかも4m向こうで100インチの大画面を見ているかのようになるとのこと。

軽量ディスプレイグラスの試作機スペック

ディスプレイ方式 OLED
解像度 フル HD(1,920 × 1,080)
FOV 約40 度
質量 49g (フロントアタッチメント、ケーブルを除く)
スピーカー ○ステレオスピーカー
マイク
接続 I/F USB Type-C (DisplayPort Alternate Mode)





5G/6G時代を見据えたメタサーフェスレンズ
 また、5G/6Gの課題をクリアするために開発された「メタサーフェス技術による窓ガラスレンズ」は、docomo Open House2021に続き決算発表内でも紹介された。これは屋内側にフィルムを一枚貼ることにより窓ガラスを電波レンズに変える技術で、NTTドコモとAGCによって開発された。

メタサーフェスレンズ1

5G/6G時代へ向けた課題への取り組み
 5G/6Gで重要となる高い周波数帯の電波は、LTEなどの電波と比較して直進性が高く減衰しやすい。このため屋外基地局アンテナによる建物のエリア化は困難だった。 メタサーフェスレンズは、窓ガラス全面を通る電波を焦点に集めて電力を高めることが可能。焦点位置にリピーターやリフレクター等を置くことで課題をクリアし、建物内のエリア化が実現できるとしている。

メタサーフェスレンズ3

景観を損ねず5Gエリア拡大を実現
 このメタサーフェスレンズは透明で、導入のハードルを景観面からも下げる工夫がなされている。また将来的には端末移動に追従することも視野に入れ、ユーザー位置や時間帯によって無線制御で反射・透過の切り替えを行うことも検討している。 

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