CEATEC開幕、オンライン開催で22日まで

2021年10月19日 11時30分更新

 10月19日~22日までの4日間「CEATEC 2021 ONLINE」が開催される。毎年10月に幕張メッセで開催されるIoT・エレクトロニクスの国際展示会だが、昨年と同様に新型コロナの影響を受けオンラインのみでの開催となった。参加にはオンラインで登録が必要だが、入場は無料。

 今回の出展申込者数は314社/団体。リアル開催のメリットであるコミュニケーションはオンラインでは課題となるが、今回はビデオチャット機能を搭載や出展者から来場者にアプローチできる仕組みを設けるなど改善が図られている。これにより、商談がよりスムーズに行えるようになるのが狙いだ。

 22回目となる今年の開催テーマは「つながる社会、共創する未来」。ニューノーマル 社会と共に歩むCEATECというスローガンのもと、「カーボンニュートラル」「モビリティ」「5G」「スーパーシティ/スマートシティ」の4テーマを柱としたカンファレンスや展示が行われている。

メインイベント後にはアフターイベントを11月末まで予定しており、カンファレンスのアーカイブ視聴が可能となったり、CEATEC AWARD受賞企業によるセッションが行われる。プレイベントから含めると延べ3カ月に渡り情報が配信されることとなる。

展示されている技術や・製品・サービス等を対象とした「CEATEC AWARD 2021」においては、「総務大臣賞」「経済産業大臣賞」「部門賞」が発表された。最高位の総務大臣賞はNEC、経済産業大臣賞には東芝が選ばれた。

総務大臣賞
部門賞:スーパーシティ/スマートシティ部門 グランプリ

NECが目指す未来のまち ~スーパーシティ~
NEC(出展エリア:企業エリア)
NEC独自のAI・生体認証技術などの機能を提供するクラウドサービス「NEC都市OS」を中核とするサービス。分野間において横断的なサービス・データ流用を可能としており、地域間連携や共同運営など、地域の特性やニーズに合わせたシステム構築にも対応するなど、複数の自治体を支援して来た実績と同社の総合力が評価された。

経済産業大臣賞
部門賞:カーボンニュートラル部門 グランプリ


フィルム型ペロブスカイト太陽電池
株式会社東芝(出展エリア:企業エリア)
フィルム型ペロブスカイト太陽電池は「軽量薄型」「フレキシブル性」が特徴の新型太陽電池。カーボンニュートラルの実現において不可欠な太陽光発電だが、これまで電池の設置が困難だった都市部や曲面、窓などの多様な場所での大幅な利用拡大と幅広い実用性が期待される。これにより再生可能エネルギーの導入拡大に貢献するとして評価された。

部門賞
1)Society 5.0時代の新たな社会インフラカテゴリー

A部門:カーボンニュートラル部門賞

■グランプリ
フィルム型ペロブスカイト太陽電池

株式会社東芝(出展エリア:企業エリア)
※経済産業大臣賞と同時授賞

■準グランプリ
潮流発電システムで海の様々なデータを見える化 エナジーハーベスト型スマートブイ
京セラ株式会社(出展エリア:企業エリア)

B部門:スーパーシティ/スマートシティ部門賞

■グランプリ
NECが目指す未来のまち ~スーパーシティ~

NEC(出展エリア:企業エリア)
※総務大臣賞と同時授賞

■準グランプリ
ソフトバンク「Smart City Platform」
ソフトバンク株式会社(出展エリア:企業エリア)

C部門:デジタルトランスフォーメーション(DX)部門賞

■グランプリ
リモート応援システム「Remote Cheerer powered by SoundUD」


自宅から選手に声援を届けられるリモート応援プロジェクト。スポーツ中継をみながらスマホの応援ボタンをタップすると、応援がスタジアムのスピーカーから届く。多様性に配慮した応援の実現やコロナ対策にも寄与しており、すでに様々なスポーツで導入された実績を持つ。応援行動などのデータを利活用することでマネタイズやファンサービスにおける経済効果が期待され、選手のモチベーションにもつながる点が評価された。

■準グランプリ
独自の物体認識AI技術を搭載した、画像認識型「スマート無人レジシステム」
京セラ株式会社(出展エリア:企業エリア)

部門賞
2)  オープンカテゴリー

D部門:ソリューション部門賞

■グランプリ
Non-Terrestrial Network構想 グローバルに展開する宇宙・成層圏通信

ソフトバンク株式会社(出展エリア:企業エリア)

静止軌道衛星のSkylo、低軌道衛星のOneweb、成層圏通信プラットフォームを提供するHAPSの3つを活用し、宇宙空間や成層圏から通信ネットワークを提供する非地上系ネットワーク(NTN)ソリューションの日本およびグローバル展開を推進する。いわゆる「圏外」をなくす施策として、空からネットワークをカバーするNTNソリューションが注目されており、用途別に前述の3つがラインナップされているのが特徴。2022年からは商用サービスの導入も予定されており、応用範囲が広く多様な業界の課題に応じたサービスが複数ラインナップしているなどが評価された。

■準グランプリ
東芝の量子暗号通信で安全なオンライン社会を実現
東芝デジタルソリューションズ株式会社(出展エリア:企業エリア)

E部門:要素技術・デバイス部門賞

■グランプリ
「健聴力」で、あなたと世界をつなぐ。メディカルリスニングプラグ

シャープ株式会社(出展エリア:企業エリア)

医療機器認証を取得したリーズナブルな補聴器という位置付けで、ワイヤレスイヤホンのようなスタイルが特徴。新型コロナウィルスの蔓延によるニューノーマルでの社会生活で、軽度・中等度難聴者における会話の聞き取りづらさが際立つようになった。ワイヤレスイヤホンとしても使え、メガネをかけるように聴力のパフォーマンスを維持することで、潜在的な難聴者を救い「健聴寿命」の延伸への貢献が評価された。

■準グランプリ
VENUE:地磁気による屋内測位が働き方を変える
TDK株式会社(出展エリア:企業エリア)

F部門:スタートアップ&ユニバーシティ部門

■グランプリ
極軽量/省電力エッジAIアルゴリズム MST(Memory Saving Tree)

株式会社エイシング(出展エリア:Co-Creation PARK)

メモリ要求が低くかつ高精度で追加学習に対応した、独自のエッジAIアルゴリズム。産業用を始め、個体差補正など多岐にわたる分野で応用可能。センサーなどにAI機能を付与できるエンドポイントAIを具現化する技術で、国内産業にとってブレイクスルーが必要とされる技術課題を解決するソリューションとなるなど、既に実用技術となっている点が評価された。

■準グランプリ
『Marine Drone(純国産水上ドローン)』- 水上作業の自動化、デジタル化 –
炎重工株式会社(出展エリア:Co-Creation PARK)

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