Androidアプリ「山と高原地図」が「auスマートパス」で提供へ――全国59エリアが見放題に
2014年10月17日 16時18分更新
昭文社の子会社マップル・オンは10月16日、Android向けアプリ「山と高原地図 for au」を「auスマートパス」にて提供を開始すると発表した。
『山と高原地図』は今年50週年を迎える、登山者に長く親しまれ続けているロングセラー商品だ。谷や尾根、等高線や登山道を綿密に描き、実踏調査に基づいた登山ルート・コースタイムなどを掲載。全国の名山約1,500を紹介したもので、ラインナップは全59点にのぼる。フルカラーで見やすく、道だけではなく山小屋、水場、危険箇所等も書き込まれている。
「山と高原地図」のアプリはiPhone、Androidで配信されており、GPSを使って地図上で現在地を確認したり、自分の登ったルートの記録をできる。記録ルートは、アプリ内で見るだけでなくメール送信できるので、PCで登山記録を整理したりすることも可能だ。アプリのダウンロード自体は無料だが、地図1エリアにつき500円かかる。
今回発表されたauスマートパス版は、スマートパス会員であれば追加費用無しで全国59エリアの登山地図が見放題となる。更に最終利用日から30日間はオフライン時でも利用できる「30日間承認」システムを採用しており、これにより電波状況の良くない山中でもアプリが使えるようになっている。
趣味が登山であるユーザーにとって、このサービスだけでauへとキャリア変更する価値があるのではないだろうか。アプリ版の長所としては常に最新の地図に更新されるので、地図を買い直す必要がない点も挙げられる。画面の大きいタブレットでも見ることができるので、複数人で登山計画を立てる時にも使用できる。KDDIならば京セラの「TORQUE」というタフネススマートフォンも販売しているので、これからは登山もITを使った楽しみが増えていくだろう。ただしバッテリーという制限もあるので、過信は禁物だ。
auスマートパスは月額372円(税抜)のauスマートフォン向け定額サービスで、500本以上のアプリや雑誌・映画コンテンツなどが利用できるようになるサービス。なお既にauスマートパス会員でも、googlePlay版を利用の場合は見放題にならないので注意が必要だ。
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