国内SNS利用者数は2019年末に7,732万人へ拡大、利用率76.7%に―ICT総研調査

2017年10月11日 14時26分更新






 株式会社ICT総研は10月11日、2017年度のSNS利用動向に関する調査結果をまとめた。同調査は、SNS運営会社・関連企業への取材結果に加え、インターネットユーザー4,196人へのwebアンケート調査、各種公開資料などをまとめて分析したものである。
 
 

日本のSNS利用者は7,216万人(普及率72%)、2019年末に7,732万人へ拡大

 日本国内におけるSNSの利用者(アクティブユーザー)は年々増加しており、2017年末には7,216万人に達する見込みである。2016年末の国内ネットユーザーは9,977万人と推定されるが、SNS利用者はそのうちの68.9%にあたる6,878万人だった。2017年の年間純増者数は338万人となる見込みで、1ヶ月平均で約28万人の利用者が増加を続けている。
 SNS利用者は元々10~20代の若年層が多かったが、SNS利用が当たり前になってきたことで40〜50代以上の年齢層にも拡大しており、登録者数・利用者数ともに増加傾向が見られ、このまま普及が進めば2019年末には利用者数は7,732万人、ネットユーザー全体に占める利用率は76.7%に達する見通しだという。
 
表1.日本におけるSNS利用者数
 
 

ネットユーザーに占めるLINE利用率は72%、ツイッター 41%、フェイスブック33%

 同社が2017年10月に実施したアンケート調査では、4,196人のアンケート対象者のうち83%の人が「人とのコミュニケーション」を行う目的でSNSや通話・メールアプリを利用していると回答したとのこと。また、全回答者の中で最も利用率が高かったサービスはLINEで76.9%となり、以降はTwitterが41.2%、Facebookが32.7%、Instagramが28.6%、Google+が9.2%、Skypeが9.2%、mixiが6.2%となっている。
 昨年との比較では、LINEとInstagram、Twitterの利用率が向上しているのに対して、その他のSNSの利用率は伸び悩む結果となった。インスタグラムの利用率は昨年の22.1%から6.5%増加しており、Facebookの利用率に迫る勢いだ。

表2.主なSNSの利用率
 
 

利用者満足度1位はLINEで77.9ポイント、インスタグラムが0.2ポイント差の77.7ポイント

 主なSNSの利用者満足度に関するアンケート結果は、LINEの満足度が最も高く77.9ポイント、次いでインスタグラムが僅差で77.7ポイントだった。3位はツイッターで74.0ポイント、4位はGoogle+で69.0ポイント、5位はスカイプで68.7ポイント、フェイスブックが66.5ポイントと続く。
 このアンケートでは、コミュニケーションツールとしてのSNSの満足度について尋ねており、mixiのSNSサービスは59.8ポイントに留まった。
 
表3.主なSNSの利用者満足度
 
 

LINE利用者の41%、インスタグラム利用者の58%が利用時間増加、フェイスブックは伸び悩む

 SNSの利用時間について、1年前との比較をした結果、LINE利用者の41%が、利用時間が増えた(「増えた」「どちらかと言えば増えた」の合計)と回答している。インスタグラムの利用者のうち58%が利用時間を増やしており、ツイッター利用者も43%が増えたと回答している。
 最近の利用傾向として、LINE、ツイッター、インスタグラム利用者はスマホ普及率の増加とともに利用者・利用時間が増えているのに対して、パソコンでの利用者が多かったフェイスブックは利用時間もそれほど伸びていない傾向が見られる。インスタグラムは利用者数、利用時間ともに伸びており、今後さらに成長する可能性が高い。
 また、1日に1時間以上SNSを利用する人の割合は、LINEが33%、ツイッターが38%、インスタグラムが29%と高めであるのに対して、フェイスブックは15%に留まっている。
 
表4.SNS利用時間の変化
 
 

SNSを利用する理由は人とのつながりを求めるためで40%、「いいね」が欲しいは15%

 SNSを利用する理由についてのアンケート結果では、「人とつながっていたい」「知人の近況を知りたい」といったコミュニケーションを求める理由が最も多く40%であった。その他、「自分の近況を知ってもらいたい」が26%、「自分の行動記録を残しておきたい」が24%、「いいね、などのリアクションが欲しい」が15%となっている。
 
表5.SNSを利用する理由
 
 これらのアンケート結果を受け、ICT総研は、「自己アピールを行いたい心理もSNS普及の一因となっているようだ」とSNS普及の要因を分析しながらも、「『仲間はずれにされたくない』といった理由も5%ほどあり、SNSの負の側面にも留意する必要がある」として、SNSのマイナス面に対する懸念も示している。
 
関連リンク:2017年度 SNS利用動向に関する調査(ICT総研)
 
 
 

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