GDO、Amazonとのゴルフ場予約サービス提携を開始

2014年4月25日 14時16分更新

・ゴルフ場検索サイトのゴルフダイジェスト・オンラインの情報を、アマゾン内で提供。
・アマゾンではゴルフ場検索と同時に、グッズ購入も同時に可能に。
・情報検索と物販の同時訴求のモデルケースになるかも?

 

 株式会社ゴルフダイジェスト・オンラインは、4月24日(木)より “Amazon.co.jp(以下Amazon)”と“GDOゴルフ場予約”とのサービス提携を開始すると発表した。

 Amazonの“スポーツ&アウトドアストア”内のGDOゴルフ場予約サービスを提供する。
http://www.amazon.co.jp/golfplan

 今回の取り組みはいくつかポイントがあるように思われる。

 1つ目は、単純にGDOのリーチ力の拡大。楽天GORAなどの競合サービスとのリーチ力争いに一歩抜きん出ることとなる。

 2つ目は、アマゾン内での関連商品の物販の推進。ゴルフ場予約の際に、アマゾン内で販売している関連商品を訴求できることが可能になる。

 3つ目は、アマゾンが購入履歴だけではなく、リアルでの「行動履歴」をデータとして取得出来る点。 これまで、アマゾン内に蓄積されている膨大なデータは あくまでもインターネットの中でのユーザーの動きに限られた。 しかしこれからは「いつ、どこのゴルフ場でプレーしたか」という実世界でのデータも把握できる可能性が高い。 となるとアマゾンは、その行動パターンに応じて、情報を提供できるようになる (たとえば、ゴルフ場周辺の飲食店の情報提供など)。

 Googleも圧倒的なデータを誇るが、アマゾンがグーグルに勝る圧倒的な差は、アマゾンが「決済情報を有していること」。 今回の取り組みは、アマゾンが決済情報を伴う圧倒的なリーチ力を武器に、 ゴルフ場だけではなく様々な行動シーンに関する情報提供サービスを飲み込んでしまう可能性も秘めているかもしれない。

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