KDDI、ネットでもリアルでも使える電子マネー「au WALLET (ウォレット)」開始

2014年5月9日 15時21分更新


・KDDIが電子マネーとして使える新しいポイントサービスを開始
・通話料金や通信料金でポイントが貯まり、世界3800万店舗で利用可能
・ポイントの「使い道」もセブンイレブンやマツモトキヨシなど「普段使い」の店ではさらにポイントアップ

 
 
 KDDIはネットでもリアルでも使えて、ポイントも貯まるあたらしい電子マネーサービス「au WALLET」を、5月21日より開始した。KDDIが掲げる3M戦略の第三弾となる。

 「au WALLET」カードはチャージ式で繰り返し利用できるプリペイド型の電子マネーカード。コンビニエンスストア、ドラッグストア、飲食店、衣料品店、アミューズメント施設、ネットショッピングなど世界約3,810万のMasterCard (R) 加盟店での買い物に利用できる。

 また電子マネーの利用やau携帯電話など毎月の通信料金の支払い金額に応じてWALLET ポイントが貯まるのも特徴だ。ポイントは通信料金の場合、1000円につき10ポイント、カード利用の場合、200円につき1ポイント、auかんたん決済の場合、100円につき1ポイントとなる。さらにセブンイレブンやマツトキヨシなどのパートナー企業(ポイントアップ店)で利用した場合、付与ポイントがアップする。なおカード発行は、auIDを持つau携帯電話、auひかりなどのサービス利用者に限られる。

 「グッバイ、お財布!」としてTVCMを展開する同サービス。これまで携帯各社が発行するポイントは機種変更など限られた用途しかなかった。今回の「au WALLET」は通話料金や通信料金に応じてポイントが発行され、その支払いでカードを利用することで、さらにポイントが発行される。しかもそのポイントを3800万以上の店舗で利用でき、さらにセブンイレブンやマツモトキヨシなどの「普段使い」の店舗での利用でさらにポイントを獲得できる仕組みになっている。

 ポイントサービスは各利用者にとって、「どれだけ貯まりやすいか」「どれだけ使える場所があるか」が大事になる。その点では今回の「au WALLET」は、携帯の利用という「貯まりやすさ」と、セブンイレブンやマツモトキヨシという普段使いの「使える場所」の要素をしっかり抑えており、普及が見込まれるかもしれない。

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