NTTドコモ、2代目利用を対象に「docomoWi-Fi月額300円プラン」を発表

2014年5月10日 16時15分更新

・NTTドコモの公衆Wi-Fiサービス
・Xi契約があるスマートフォンユーザーの、他のWi-Fi専用端末の通信用の需要を狙う。

 
 
 株式会社NTTドコモは公衆Wi-Fiサービス「docomo Wi-Fi月額300円プラン」を6月1日から開始する。当サービスはXi契約のスマートフォンとは別に、Wi-Fi専用タブレットやノートパソコンなど「2台目」で利用できる。

 「docomo Wi-Fi」は駅、空港、カフェ、ファストフード店などの全国約15万アクセスポイントで、送受信時最大72.2Mbpsのインターネットアクセスが可能なドコモの公衆Wi-Fiサービスだ。XiやFOMAユーザーは、1台目のスマートフォン端末では無料で利用できる(現在キャンペーン中)。今回のサービスはそれに加えて、タブレットやノートパソコンでもそのネットワークを月額300円で利用できるというものだ。

 なお、利用には申し込みが必要で、1つのXiまたはFOMA契約に対して1契約までとなっている。

新プラン

新プラン

 一般的に公衆無線LANサービスは3G/4G回線が不安定なとき以外はそれほど利用機会がないのも実情だ。例えば東海道新幹線など一部取り組みもあるが、新幹線や通勤時の都心の電車の中など公共交通機関で利用できれば、もっと利用シーンは増えるように思える。人が集まることによる回線の混雑を避けられるため、事業者にとってもメリットはあるはずだ。
 しかしあくまでも私見だが、2台目の端末の利用にはスマートフォンの「テザリング機能」でも十分である気もする。マルチデバイス化を促し、サービスを売り込みたい事業者にとっては1人当たりの端末所持数を増やしたい意図があるのだろうが、このあたりは公衆無線WI-FIサービスの使用にあたりユーザーが新たにメリットを見いだせるような、サービス事業者としての提案がほしいところ。

*テザリング機能:スマートフォンを親機として、スマートフォンが利用できる電波(ネットワーク)を使って、タブレットやノートパソコンも同じネットワークに繋げられる(ネットが利用できる)機能

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