イオンスマホ第3弾、LTE対応で月額2980円
2014年9月2日 12時20分更新
イオンは「イオンスマホ」第3弾となる「イオンスマホLTE」を9月5日より発売すると発表した。2日から予約を開始し、3万台限定で全国のイオンなど392店舗で発売する。第2弾に引き続きBIGLOBEの通信サービスを使用し、提供されるのは「BIGLOBE LTE・3G ライトSプラン」となる。端末はTCT Mobile製のAndroidスマートフォン「ALCATEL ONETOUCH IDOL 2 S」だ。
第3弾は高速通信が可能となるLTEにイオンスマホとして初めて対応した。メインターゲットはこれまでのスマートフォンを初めて所持するというレイトマジョリティではなく、高速通信を必要としつつも現在の通信費が高いと感じている若年層に意識しているという。月額2980円(税抜)から利用でき、内訳は端末代金1330円(24回払い)+通話・通信基本料金1650円(24ヶ月間)。ただし端末を分割で購入する場合はイオンカードでの支払い限定となるので注意が必要だ。また初期費用として「BIGLOBEはじめまセット」の3000円(税抜)が必要となる。
「BIGLOBE LTE・3G ライトSプラン」は最大150MbpsのLTEが月間2GBまで利用でき、超過した場合は最大200kbpsに制限される。利用データの追加分は100MBにつき300円でオプション購入も可能。音声通話もでき、MNPにも対応している。通話料は30秒20円。このプランは通常月額2405円で提供している通信サービスなので、1650円で使えるのはイオンスマホ限定の特別料金となっている。解約違約金がないのも、イオンスマホならではの特徴だ。
提供される端末である「ALCATEL ONETOUCH IDOL 2 S」はLTE対応ながら31920円(税抜)とかなり価格は安めとなっている。「ALCATEL ONETOUCH」
はフランス、アメリカ、メキシコを中心に欧米ではメジャーなブランドであり、5インチHD液晶とデザイン性を追求しているのが特徴のモデルだ。
この他、故障に対応する安心保証、電話サポート、セキュリティ対策が一体となった「イオンスマホ安心パック」を月額600円(税抜)で利用できる。さらにイオンスマホ第1弾である「nexus4」を購入したユーザー限定に乗り換え特別プランも用意しており、「BIGLOBEはじめまセット」の3000円が無償で提供される。ただしMNPに伴う転出手数料として3000円が別途必要だ。
これまでのイオンスマホは初めてスマホに触れるというシニア層がメインターゲットだっただけに、今回の第3弾ではより幅広いユーザーを取り込みにきた印象だ。第1弾は通信速度が200kbps固定であり、第2弾で3G通信に対応して多少速度が早くなったとはいえ、スマートフォンならではのコンテンツを楽しむにはやはり高速通信に対応していないと十分に楽しめないと思われる。若年層はスマートフォンの利用に当たってそうした点は意識していると思われるので、今回のLTE対応によってどこまでユーザー層が広げることができるのか見ていきたい。
「ALCATEL ONETOUCH IDOL 2 S」の詳細なスペックは以下の通り。
・OS:Android4.3
・CPU:Qualcomm MSM8926 クアッドコア1.2Ghz
・カラー:ネイビー・ホワイト・ブラウン
・メモリ:1GB
・本体容量:8GB
・外部メモリ:microSD(最大32GB)
・液晶:5インチIPS HD(1280×720)液晶
・バッテリー容量:2150mAh
・連続待受時間:最大400時間
・連続通話時間:最大7時間
・メインカメラ:800万画素
・サブカメラ:130万画素
・サイズ:136.5(H)×69.7(W)×7.45(D)mm
・重量:126g
・ネットワーク(周波数帯)
3G:800/850/900/2100MHz
4G/LTE:CSFB B1/3/5/7/8/19/20
・SIMタイプ:microSIM(SIMフリー)
・Wi-Fi対応規格:IEEE802.11 b/g/n 準拠
・Bluetooth4.0対応、NFC搭載
・テザリング:最大8台まで
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