キヤノンMJ、ビジネス市場向けMVNOサービス提供開始へ
2014年12月9日 10時00分更新
12月9日、キヤノンマーケティングジャパンは低価格なビジネス市場向けLTEデータ通信SIMを提供開始すると発表した。MVNEであるインターネットイニシアティブと協業し、NTTドコモのLTE回線を利用した通信サービスの提供を行う。料金プランは定額の4プランを用意しており、WiFiルータやPC、スマートフォン、タブレットに組み込んだセットモデルも展開する。
プラン、料金は以下の表の通りとなる。
同社では今後モバイルソリューションビジネスを強化していき、デバイス管理サービス(MDM)や、データ保存・共有サービス、Microsoft Office365などのクラウドサービスのメニューを追加していく予定であり、2014年12月より大手、中堅企業を中心に販売を開始し、2017年には約1万回線、1.7億円の売り上げを目指すという。
大手メーカーではパナソニックがビジネス向けMVNOを(参考)始めたことで注目を集めたが、キヤノンマーケティングも参入したということで今後も各メーカーの動向が注目される。MVNEとしては同じくインターネットイニシアティブが選ばれており、信頼に足る実績を積み上げているといえよう。M2M、IoTの波は着実に広まっていくと思われ、企業向けのMVNOやMVNEは大きなマーケットに成長していきそうだ。
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