LINEアプリ上からタクシーが呼べるように! 「LINE TAXI」東京版サービス開始

2015年1月7日 12時03分更新


 1月6日、LINE株式会社は「LINE」アプリ上からタクシーを呼ぶことができる、タクシー配車サービス「LINE TAXI」の東京版を公開した。エリアは23区内・三鷹市・武蔵野市となっており、全国への展開は近日中に予定しているという。

利用方法

利用方法

 「LINE TAXI」はLINEアプリ上からGPS機能を利用、または建物情報の入力を行い、乗車位置を指定するだけで手軽にタクシーを呼ぶことができるサービス。配車までの待ち時間の目安も「LINE TAXI」内の地図上に表示されるため、計画的な利用が可能だ。
 更に決済はLINEのモバイル送金・決済サービス「LINE Pay」と連携することによって、降車時の料金支払いプロセスが不要になり、キャッシュレスなスムーズな利用を実現させている。そのため「LINE TAXI」の利用には、「LINE Pay」への登録およびクレジットカード登録が必要となっている。
 また乗車料金のほかに各タクシー会社の定める配車料金が徴収されるので、その点は留意したい。

 本サービスは日本交通株式会社との提携によるもので、東京版では同社が保有する約3,340台の車両が「LINE TAXI」から利用できる。またサービスの全国展開を見据え、日本交通が提携しているタクシー事業者129グループが保有する合計約23,000台が順次対象となるよう準備を進めているという。

 日本交通は元々スマートフォン向けに「全国タクシー配車」アプリを提供しており、アプリ経由の売上が50億円を突破するなど好調なサービスとなっている。ここに膨大なユーザー数を誇るLINEと提携することで、更なる利用拡大が見込めるだろう。
 スマートフォンでのタクシー配車アプリでは「Uber」が世界を席巻しているが、日本国内ではこちらも東京のみの利用、またハイヤーに限られるなどの制限がある。如何に早く全国展開できるかが、日本国内でのシェア争いに影響を与えそうだ。

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