ソフトバンクはTポイントが貯まるプリペイドカード「ソフトバンクカード」発表、「au WALLET」に対抗へ
2015年2月18日 12時34分更新
ソフトバンクグループのソフトバンク・ペイメント・サービス、ソフトバンクモバイル、ワイジェイカードの3社とTポイント・ジャパンは、利用額に応じてTポイントが貯まるプリペイドカード「ソフトバンクカード」を満12歳以上のソフトバンク携帯電話ユーザー向けに提供すると発表した。開始日時は2015年3月6日から。
「ソフトバンクカード」は会費・年会費無料のプリペイドカードで、KDDIが提供する「au WALLET」の対抗サービスと位置づけられるだろう。「au WALLET」はMasterCardブランドであるのに対し、こちらはVisaブランドとなっている。全世界で3,800万店に達するVisa加盟店の支払いで利用できるため、通常のクレジットカードと同じように使用できる。
カードへのチャージ方法は4つ用意され、1つ目は銀行振込。ジャパンネット銀行に口座を持っている場合は振込ではなく振り替えでチャージができる。3つ目はTポイントによるチャージで、100ポイントにつき85円相当のチャージが可能。4つ目はチャージした額を月々の携帯電話利用料金とまとめて支払う「ソフトバンクまとめて支払いチャージ」となっている。
また事前チャージが不要となる「おまかせチャージ」機能を使うこともでき、購入する際にチャージされている金額が足りない場合は自動的に加算して支払いを行い、後に銀行口座から1ヶ月分まとめて引き落とされる仕組みとなっている。この「おまかせチャージ」によって、プリペイドカードながらクレジットカード感覚で使用可能だ。
ソフトバンクカードユーザーへの送金機能も準備されている。カード内の金額を相手のカードや、指定の金融機関口座へ送金が可能となっており、それぞれ上限額は10,000円(月5回まで)、25,000円(月2回まで)。
更に海外のPLUSマークのあるATMではチャージしてある金額を現地通貨として引き出すこともできるようになっている。
カードの使用によってTポイントがたまる仕組みとなっているが、ソフトバンクカードでは提示することで200円につき1ポイント、支払いによって200円につき1ポイント貯まる仕組みとなっており、通常のTポイントカードの2倍貯まるようになっている。更に「おまかせチャージ」を契約している場合は支払い額100円ごとに1ポイント貯まるので、3倍貯まる仕組みだ。
KDDIに続いてソフトバンクも本格的に決済サービスに参入してきたことで、NTTドコモの動向も気になってくるところだ。日本はまだまだ現金決済が主流とはいえ、キャッシュレスの流行は世界的に訪れている。更に様々なTカード加盟店は様々にあるため、ソフトバンクユーザーは申し込んでおいて損はないだろう。
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