KDDI研究所は文字入力のつまずきを検出してアドバイスをしてくれるシニア・初心者向けIMEを開発

2015年3月5日 16時26分更新


 3月4日、KDDI研究所は文字入力のつまずきを検出して、適切なタイミングで音声・吹き出し・アニメーションによるアドバイスを行う文字入力支援技術を開発したと発表した。
 入力文や操作履歴を基に、ユーザーのつまずきを検出してアドバイスを行うスマートフォン用文字入力支援ソフトウェアの開発は世界初となるという。

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 本技術を活用した「アドバイス機能付きIME」では通常の文字入力中につまずいた場合に適切なタイミングでアドバイスを行ってくれるだけでなく、文字入力スキルを5段階で推定するアルゴリズムが組み入れられているため、スキルが向上すると不要なアドバイスを防いでくれるようになっている。
 この技術を取り入れた「文字入力練習アプリ」をスマートフォン初心者のシニア24名に使用してもらったところ、30分程度のご利用で使用前と比べて入力速度が平均23%向上したという。

 なおKDDIが提供するタブレット基本操作練習用アプリ「タッチで学ぶ! タブレット使い方ガイド」 にも本技術が活用されている。

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