Apple Musicが国内でもスタート、利用開始から3ヶ月は無料試用可
2015年7月2日 16時53分更新
7月1日、Appleは音楽ストリーミングサービス「Apple Music」を国内でも開始した。利用するにはOSのバージョンを8.4にアップデートする必要がある。
料金は月額980円(税抜、以下同)、最大6人までの家族で利用できるファミリープランは月額1,480円となっている。また利用開始から3ヶ月間は無料試用できるが、期間終了後は自動的に有料プランに移行してしまうので、それ以上使用する気がない場合は注意が必要となる。(左上のアカウントボタン→「Apple IDを表示」→「管理」の画面で自動更新はオフにできる)
またiOS端末からだけではなくiTunesからでも利用できるため、MacやWindowsでも楽しむことができる。Androidには今秋対応予定としている。
Apple Musicは従来のミュージックアプリに統合されており、楽曲の聴き放題サービスだけでなく、専門家が吟味して作成したプレイリストや個人の趣向に合わせた楽曲の提示など、新しい楽曲への出会いの場が多様に用意されているのが特徴だ。
いつも聞きたいアルバムやプレイリストは「マイミュージックに追加」することで直ぐにアクセスできるようになる他、オフラインでも再生できるように設定することもできるため、ドライブや外出時でもデータ容量を気にすることなく楽曲を聞くことができる。
インターネットラジオも充実しており、音楽専門のラジオ局として「Beats 1」は毎日24時間、ロサンゼルス、ニューヨーク、ロンドンのスタジオから全世界に放送される他、「トゥデイズ j-Pop」という邦楽向けの番組も用意されている。また「Connect」ではアーティストの最新情報を手軽に受け取れるようになっている。なお「Radio」と「Connect」は有料会員ではなくても利用することができる模様だ。
約3000万曲のラインナップを誇るとしているが、現時点では邦楽はまだまだ少ない印象だ。それでもサービスが拡充していくにつれ、ラインナップも増えていくことに期待したい。また国内では既にサイバーエージェントとエイベックスによる「AWA」や、LINE、エイベックス・デジタル、ソニー・ミュージックエンタテインメントの3社が合同出資した「LINE MUSIC」といった同様のストリーミングサービスがスタートしており、これらサービスとの競争も見逃せなくなってくるだろう。
関連カテゴリー