日本通信、VAIO Phoneにセキュリティ対策ソリューション「モバイルIDS」提供
2015年9月4日 13時56分更新
9月3日、日本通信はモバイルデバイス向けのセキュリティ対策ソリューション「モバイルIDS」を発表した。まずは同社が販売している「VAIO Phone」に、9月18日から提供開始される。
「モバイルIDS」はネットワークへの不正なアクセスを検知して管理者に通報するシステムであるIDS(Intrusion Detection System)を、日本通信の特許技術によって世界で初めてモバイルデバイスに搭載したもの。同社曰く、未だにソリューションが誕生してきていないモバイル・デバイスのセキュリティに関してのソリューションの第1弾となるという。
企業や個人でデバイスの扱い方は大きく異なり、その使い方等の現状(Situation)をしっかりと認識した上でのセキュリティ対策が必要になるという点で、「Situation Awareness」(現状認識)をコンセプトにしているという。
法人向けには100台あたり月額24万円(税別)で提供される。またモバイルIDSを既に試験運用している法人顧客の協力のもと、防御機能を備えた「モバイルIDPS」(Intrusion Detection and Protection System: 侵入検知防御システム)の提供も同時に行われる。
個人向けにおいては、実際に個人で利用されているスマートフォンにどのような不正ないし不適切な侵入行為が行われているのか、多くのスマートフォンの状況をビッグデータとして解析し続けていく必要があるという考えのもと、「コミュニティ開発プログラム」を用意。同プログラムに参加することで「モバイルIDS」を無料で利用できるようになる。「モバイルIDPS」については第3四半期前半を目途に、既存の「VAIO Phone」と9月3日以降に発売される先着2万台向けに、無料で提供される。
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