セガネットワークス・ソフトバンク・Showcase Gigの3社協業によるO2Oサービスを提供開始
2016年5月26日 12時41分更新
株式会社セガゲームス セガネットワークス カンパニーとソフトバンク株式会社および株式会社Showcase Gigは協業し、スマホゲームユーザーに特化したOnline to Offline(O2O)サービスの提供を5月28日から開始すると発表した。
O2Oの市場規模は2017年には50兆円に達するとの予測※1もあり、著しい成長を続けている市場である。3社では、こうした市場に向けた広告メニューの提供を目指し、それぞれの資産を活用して「サンプリング型」「事前決済型」「自店舗来店型」などのO2Oサービス開発に取り組んできたという。
今回提供するサービスは、セガネットワークスが展開するマーケティング支援ツール「Noah Pass」※2の約1.2億台の累計接触端末に向けて広告を掲載し、ソフトバンクが提携している企業や店舗基盤網と組み合わせることで、全国約4万5,000の店舗への送客を可能にする国内最大規模のO2Oサービスネットワークを提供することになる。このサービスを利用することで、広告クライアントなどはスマホゲームユーザーに特化した効果的なO2Oマーケティングを展開することが可能となるだろう。
また、「Noah Pass」に参加し広告面を提供しているゲーム会社にとっては、新たな収益源の創出が期待が見込まれている。
本サービスは、とんかつ専門店「とんかつ濵かつ」を展開する浜勝株式会社に採用されることが決定しており、ゲーム画面に掲載した広告からクーポンを発行して来店を促す「自店舗来店型」広告で、同社がソフトバンクホークスとのコラボレーションにより実施する「鷹の祭典プレゼントキャンペーン」※3における、店舗への集客手段のひとつとして活用されてゆくようだ。
[注]
※1 参考:野村総合研究所(NRI)「O2O(Online to Offline)市場とO2Oソリューション(2013)」
※2 スマートフォンのゲーム画面上にバナー広告を表示し合うことにより、ゲームアプリ間で相互に送客・集客が可能なマーケティング支援ツール。113社が提供する554のゲームアプリが参加し、累計接触端末数は1億2,138万台。(2015年10月末時点)
※3 「鷹の祭典プレゼントキャンペーン」については、こちら(別ウィンドウで開きます)を参照。
【キャンペーンフロー】
【各社の役割】