ソフトバンク、オンライン動画での遠隔指導を提供「ICT部活動支援」 公立中学校トライアル校の募集を開始

2017年7月3日 14時47分更新


 ソフトバンク株式会社は、スマートフォンやタブレットなどを活用して、知識や経験が豊富なコーチによるオンライン動画での遠隔指導を提供することで部活動指導や体育の授業をサポートする「ICT部活動支援」を小学校、中学校、高等学校を対象に開始することを決定した。開始に先立ち、公立中学校を対象としたトライアル校の募集を7月3日から開始する。

「ICT部活動支援」は、競技指導に不安を抱える部活動の顧問や体育の先生が、専門のコーチからオンライン動画での遠隔指導を受けることで指導力を補完し、スポーツを通じた子どもたちの成長をサポートすることを目的としたサービスだ。部活動を行う上で、天候や時間的な制約を受けやすい地域面での格差を解消するほか、先生の労働時間減少などの負担軽減にも貢献するとしている。

 なお、同サービスには、スマートフォンやタブレットなどで、動画を活用したオンラインプライベートレッスンが受けられる「スマートコーチ」のプラットフォームを活用。

 トライアル校の募集開始に先駆けて、子育て支援、公益活動などの分野における市民サービス向上に向けた包括連携協定を結ぶ大阪府池田市で7月から本サービスを先行導入する。バレーボール元日本代表選手の山本 隆弘さんらをコーチに迎え指導を行う予定。

ICT部活動支援トライアルスケジュール
応募期間 7月3日~14日
応募対象 公立中学校を管轄する自治体
自治体確定時期 7月21日(予定)
実施期間 8月上旬~8月末(予定)
指導回数:2回(1回の個別指導人数最大5人)

部活動の顧問や体育の先生は、スマートフォンやタブレットなどを使って生徒の動画を撮影し、動画をアップロードすることで、専門のコーチからコメントや添削動画などでアドバイスがもらえる。

ソフトバンク部活

動画撮影
動画を専門コーチに送付、相談
専門コーチから添削された動画を受信
添削動画を見せながら生徒へ指導

【部活動が抱える課題】
中学校の運動部活動顧問の先生の約5割は担当部活の競技経験がなく、約4割は自分自身の専門的指導力不足を感じている。「ICT部活動支援」により、指導力不足に悩む部活動顧問の先生たちをサポートするとともに、生徒たちが十分な指導を受けられることで、一人でも多くの子どもたちがスポーツを楽しみ、成長していける環境づくりを目指すとしている。

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