NTTドコモ、携帯電話のデータや設定を残したまま修理受付が可能に

2021年3月30日 14時53分更新


 NTTドコモは、故障した携帯電話の修理を行う際、預かった携帯電話に保存されているデータや設定を残した状態で修理を実施することができる「預かり修理(データあり)」サービスの提供を4月より開始する。
 これまで「預かり修理」の際には、修理拠点におけるセキュリティの観点などから、携帯電話のデータや設定をユーザー自身で初期化してから修理を受け付けしてきた。同サービスでは、修理拠点のセキュリティ強化や修理工程の見直しを実現したことで、データを削除することなく修理を実施し、携帯電話をそのまま返却することが可能となる。
 同サービスを申し込み、修理拠点にてデータや設定を残した状態で修理できると判断された場合は、修理を行ったあと、データが残ったまま返却されるので、バックアップの復元や再度の初期設定などの操作をすることなく利用することができる。また、バックアップしていない状態で故障してしまい、操作ができなくなった携帯電話を持っているユーザーなどにもメリットのあるサービスとなる。
 同サービスは修理拠点にて実施可能と判断された場合のみ、修理代金とは別に税別4500円(税込4950円)を支払うことで利用することができる。実施できないと判断された場合、申込みに関する料金はかからない。
 同サービスを利用することができる対象機種はサムスン電子株式会社のGalaxyシリーズ、シャープ株式会社製のHシリーズ以降のスマートフォン、タブレット、spモードケータイとなる。その他のメーカーの対応についても今後検討していくとのこと。

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