ヤフーの「ワクチン接種キャンセル枠お知らせサービス」、東京都内6つの医療機関で導入開始
2021年9月6日 11時34分更新
ヤフーは、連携する新型コロナワクチン接種会場において発生した当日キャンセルによる余剰ワクチン情報を、LINEで通知する「ワクチン接種キャンセル枠お知らせサービス」を提供開始し、9月2日より東京都内6つの医療機関で導入が開始した。
現在、ワクチン接種を希望していても予約ができず、接種ができない人がいるにもかかわらず、直前のキャンセルなどによるワクチン廃棄が課題となっている。厚生労働省によると、新型コロナウイルス感染症に係る予防接種における職域接種のワクチン廃棄は、7月末時点で全国48会場において総廃棄数量8090回分であると発表された。
このような背景から、同サービスは、当日キャンセルされたワクチンの有効活用を目的に7月20日より提供を開始し、これまでに港区乃木坂会場、仙台会場、札幌会場で先行導入された結果、廃棄されるはずだったワクチンの有効活用が実現した。そしてこの度、港区虎ノ門、港区六本木、港区赤坂、渋谷区東、新宿区西新宿、台東区上野にある6つの医療機関でも、同サービスの導入が開始され、合計9会場での対応が可能になった。