ソフトバンクロボティクスとSOMPOケア、「Pepper」の介護施設活用トライアルを開始

2021年10月11日 11時38分更新


 ソフトバンクロボティクスは、SOMPOケアと共同で、SOMPOケアが運営する介護施設6カ所において、人型ロボット「Pepper」の活用トライアルを本日11日から開始すると発表した。
 超高齢社会における介護需要の増加と介護人材の不足による需給ギャップに加え、コロナ禍における感染予防対策の徹底に伴う非接触対応の必要性により、介護現場ではテクノロジーを活用したさらなる業務効率化と介護サービス品質向上の両立が求められている。ソフトバンクロボティクスとSOMPOケアは、介護施設向けアプリケーション「まいにちロボレク」と「まいにちロボリハ」を搭載した人型ロボット「Pepper」を、SOMPOケアが運営する介護付きホーム4施設とサービス付き高齢者向け住宅2施設へ導入し、介護施設における「Pepper」の有用性を検証する。
 ソフトバンクロボティクスは、介護施設におけるPepperを活用したレクリエーションやリハビリプログラムを確立するため、介護施設における活用の時間帯や利用時間の長さ、参加人数、介護職員との連携方法などを最適化し、入居者のQOL(生活の質)向上に資するテクノロジー活用モデル構築を目指す。SOMPOケアは、ソフトバンクロボティクスに協力し、11日からSOMPOケアが運営する6施設に「Pepper」を1台ずつ導入して、入居者の要望や心身状態を考慮しながら同トライアルへの参加を支援しる。また、同トライアルで得た「Pepper」の活用に関する有用性検証結果と活用事例については、他の介護事業者への展開を予定していくとのこと。

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