イオンモバイル、音声プランを値下げ10月1日~

2021年8月13日 12時00分更新


 イオンリテール株式会社が提供する「イオンモバイル」は、 8月12日にオンラインで実施された発表会において、新サービスなどについて発表した。10月1日より「音声プラン」「シェア音声プラン」の月額基本料金を値下げする。

●音声料金プランの値下げ

 10月1日より「音声プラン」と「シェア音声プラン」の月額基本料金を一律220円値下げする。

 これに併せて、音声シェアプランのSIMカード追加料金についても、440円から220円に値下げして提供する。

●全ての国内通話を10円(税込み11円)へ

 10月1日より「イオンでんわ」アプリを利用しない国内通話を、税込22円/30秒から税込11円/30秒へ値下げする。これにより国内通話に関しては、アプリ利用に関わらず税込11円/30秒となる。

 これはNTTドコモ回線で10月以降に「音声接続サービス」の提供によるもので、プレフィックス番号の自動付与ができるようになる為。

 これらの値下げの結果、イオンモバイルの試算では「家族4人で12GBのシェア音声プラン」を契約している場合、3月まで月額6468円だったものが、10月以降3168円となり1人あたり3GB/792円で利用できるとしている。

 なお、「音声接続サービス」については現状ドコモ回線のみ提供されるため、au(KDDI)回線ではこれまで同様の「音声卸」の形態となる。

 イオンリテールとしてはau回線についてコストの減少とはならないが、井原氏「ドコモ回線でもau回線でも、基本料金は変わらない。(後述の)かけ放題オプションを適用した通話は(au回線の都合もあり)、アプリからかけていただかないといけない。そこは申し訳ないという思いがある」とコメントした。

●新サービス「イオンでんわフルかけ放題」

 11月中旬以降、「イオンでんわ」を利用した無制限のかけ放題プラン「フルかけ放題」を提供する。価格は月額1650円。

 「無制限かけ放題にそこまでシェアはないと思うが、『音声接続サービス』のスタートもあり、ラインアップを増やした」とし、ほとんど通話しないユーザーから長電話しがちなユーザーまで取り込めるオプションの選択肢の一つとして提供するとした。

●法人専用「IoTプラン」の開始

 これまで個人向けのプランが中心だったが、今回低速・低容量の法人専用IoTプランを立ち上げる。提供は10月1日。

 1回線から申し込め、最低利用期間や解約金も不要な料金プランで「商談して契約するというよりかは、店舗に立ち寄って頂いて気軽に契約いただける」(井原氏)料金プランとなる。

 プランは100MB/月385円と500MB/月440円のプランで、容量超過後の通信速度上限は上り下りともに20kbps。また、通信速度上限200kbpsで容量無制限のプラン(月額462円)もラインアップする。

 発表会ではこのほか、シャープ製のAndroidスマートフォン「AQUOS sense4」を専用ガイドブックとセットで9月1日に発売する(価格は3万8280円)ことが発表された。

関連カテゴリー