富士通、子会社ニフティのコンシューマ向け事業をノジマに譲渡へ
2017年2月1日 12時00分更新
富士通は1月31日、子会社であるニフティを再編し、クラウドを中心とするエンタープライズ向け事業と、ISPを中心とするコンシューマ向け事業に分割することを発表した。コンシューマ事業は4月1日付けでノジマに譲渡し、エンタープライズ事業は富士通の傘下に残す。
コンシューマ向け事業については、富士通が新設する100%子会社に継承し、4月1日付けで全株式をノジマに譲渡する。買収額は約250億円。今後は、ノジマグループの一員として、ニフティのブランド価値、提供サービス、顧客基盤の維持を最優先に、グループが持つ実店舗網や営業力とのシナジーを活用しながら引き続き事業拡大を目指す。
一方、エンタープライズ向け事業は、富士通の100%子会社「富士通クラウドテクノロジーズ」を新設し、クラウド事業会社として継承させる。今回の再編を機に、富士通は「MetaArc」「K5」の更なる強化に向けて、クラウド事業会社と連携を図り、サービスの中核となるクラウド事業を強化していくとしている。
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