KDDI、日本~米国間光海底ケーブル「FASTER」の共同建設協定を締結
2014年8月11日 14時26分更新
・日米間を直接結ぶ総延長約9,000kmの光海底ケーブルの契約(306億円)
・スマートフォンやタブレットの浸透、LTE網等の高速無線通信の拡充で爆発的に増加している日米間のインターネットトラフィック需要への対応が目的
KDDIは、China Mobile International(中国)、China Telecom Global(中国)、Google(米国)、SingTel(シンガポール)およびGlobal Transit(マレーシア) と、総建設費約3億米ドル (約306億円 )を投資し、日本~米国間光海底ケーブル「FASTER」の共同建設協定を締結した。
「FASTER」は日米間を直接結ぶ総延長約9,000kmの光海底ケーブルであり、2016年度第1四半期の運用開始を予定。海底ケーブルは日本の国際トラフィックの99% を収容する重要な社会インフラとなっている。今回の施策は、スマートフォンやタブレットの浸透、LTE網等の高速無線通信の拡充で爆発的に増加している日米間のインターネットトラフィック需要、そして今後ますます増加することが予想されるアジア、太平洋地域の通信需要に対応するためのもの。
これからトラフィックは増えるばかり。日米のみならず、南米、アフリカでも加速度的に増えていくことが予想される。今後ますますニーズが高まる、かつ公共事業に近いこういった領域で日本企業の存在価値を提供できるのであればうれしい。道路を作るインフラから、ネットワークを構築するインフラへ、ニーズが変わってきているのかもしれない。
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