NTTドコモが自らMVNOへの参入を検討――Bloombergが報じる
2015年2月16日 16時56分更新
これまでMMOとして様々な企業に回線を貸し出しているNTTドコモだが、自らMVNO事業者として格安スマホの提供を検討していることがBloombergの報道によって明らかになった。
・ドコモが格安スマホ参入検討、市場規模や採算を考慮-インタビュー
BloombergがNTTドコモの常務執行役員である佐藤啓孝氏にインタビューしたところ、参入時期など具体的なことは未定としつつも、第2ブランドとしてMVNOを開始することを検討しているという。
MMO自らがMVNOを立ち上げる例として国内ではKDDIの「UQ mobile」が挙げられる。これは回線の卸値が安いために大半のMVNO事業社がドコモの回線を利用している状況を打開する意図の下で立ち上げられたが、既に多数の利用者がいるドコモ自身がMVNOを開始することの意味合いはまた異なる。
まだあくまで検討段階とのことだが、APIの制限によってMVNOのSIMではドコモ端末でテザリングできない状況もあり、もし参入を果たした場合は市場に大きなインパクトを与えそうだ。
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