ソフトバンク、子会社「SBパートナーズ」を設立しMVNO事業へ本格参入へ

2015年7月1日 13時36分更新


 6月30日、ソフトバンクは新たに子会社のSBパートナーズ株式会社を設立し、MVNO事業の拡大を目指していくことを発表した。

 SBパートナーズ株式会社は7月1日付けで設立され、ソフトバンク株式会社(旧ソフトバンクモバイル株式会社)が100%出資する。SBパートナーズを通じて様々な産業分野のパートナー企業へと回線を貸すことで、パートナー企業とともに付加価値の高いサービスを開発し、MVNO事業の拡大を目指していくという。
 なおMVNO事業者との接続については従来通りソフトバンク株式会社が提供する。

 従来ソフトバンクはディズニー・モバイルや別ブランドとして展開しているワイモバイルを除いて回線の貸出は行っておらず、異なる業種への提供は今回の試みが初めてとなる。特にNTTドコモはMVNO事業社へと回線を貸し出すことで純増数を増やしており、ソフトバンクとしてもMVNOの動向を見逃すことができなくなってきたのが、今回の設立の背景にあると思われる。

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