日本通信、デュアル・ネットワークへ向けてソフトバンクにレイヤー2接続を申し入れ
2015年8月11日 10時00分更新
8月7日、日本通信はデュアル・ネットワーク提供のため、ソフトバンクに対してレイヤー2による相互接続の申し入れを行ったと発表した。
日本通信はこれまでNTTドコモと相互接続を行っており、ソフトバンクとの相互接続が実現すれば、国内で初めて有線と同等の信頼性を無線で実現する安全なデュアル・ネットワークのソリューションが完成する。
政府が重要インフラと位置づける情報通信、金融、電力、ガス、政府・行政サービスなど13分野全てにおける通信のセキュリティ要件を満たすソリューションとして、デュアル・ネットワークを提供していくという。
またデュアル・ネットワーク提供を実現するために2種類のデュアル・ネットワーク用ルーターを開発中とも発表された。ひとつは1つの通信モジュールで主回線の接続が切れた場合にバックアップ回線へと切り替えるタイプ。もうひとつは通信モジュールを2つ備えるもので、主回線とバックアップ回線を予防的に切り替えるタイプのルーターであるとしている。前者については既に提供可能な状態であり、後者についても今年中に製品化の準備を完了する予定であるという。
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