日本通信はソフトバンクへHLRの相互接続を申し入れ、実現すれば独自SIMカードの発行も可能に
2015年9月24日 18時30分更新
9月24日、日本通信はソフトバンクに対して、ソフトバンクの携帯通信網と日本通信のHLRとの相互接続を正式に申し込んだと発表した。
HLR(Home Location Registerの略)は携帯電話番号や端末識別番号等のユーザ情報を一元管理するデータベースであり、現在MVNO事業社は自社のHLRを使用することはできておらず、そのため日本通信は「サービスの独自性を発揮できない状況が続いて」いると述べている。
MVNO事業社が独自のHLRを使用できるようになることで、複数キャリアに対応した独自SIMの発行や、電話番号を直接ユーザーに割り当てることができるようになることで独自の音声通話サービスの提供等ができるようになるため、この申込が実現すれば日本通信は他社に無いオリジナルサービスを実現できるようになる。
日本通信は自社製HLRの活用例として、国内及び海外を含めて日本通信が既に接続している携帯ネットワーク網を一元的に利用できるサービスを構築し、国内外で利用できるIoT機器の輸出の実現を挙げている。
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