富士通は携帯電話事業とPC事業を分社化へ、経営の迅速化と効率化を図る

2015年10月31日 18時24分更新


 富士通は携帯電話事業とPC事業を分社化すると発表した。市場環境のコモディティ化に伴う商品の差別化の困難、台頭するグローバルベンダーとの競争が激化などにより、これまで以上に迅速な経営判断と効率的な開発体制の構築が重要と判断したためとしている。

 携帯電話事業とPC事業は事業体質の強化に向け、それぞれ100%子会社の新会社を設立し、これまで以上に競争力のある新商品を、タイムリーに市場に提供していくとしている。
 また今後の成長事業とみているIoTビジネスに関しては全社をあげて取り組みを強化してしており、グループ内に分散しているIoTに関連する技術や企画/開発/製造/営業体制について全社IoT部門に集約し、中核事業として強化していく予定だ。

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