ソフトバンクと米Aeris社、IoTやテレマティクスのサービスプラットフォームを提供する合弁会社を設立

2016年7月14日 17時20分更新


 ソフトバンク株式会社とAeris Communications, Inc.(以下「Aeris(エアリス)社」)は、共同出資により、企業のIoTやテレマティクスの利活用、サービスの構築を支援する新会社「株式会社Aeris Japan」を設立したことを発表した。
 
 Aeris社は、米国においてテレマティクスサービスプロバイダーとしての回線提供サービスをベースに、SIMマネジメントのオンラインポータル(SIM管理プラットフォーム)の提供や、顧客ニーズに基づいたアプリケーション構築までサービスの領域を広げ、企業のさまざまなIoT関連のニーズに応えるソリューションを展開している。
 
 今後、両社が持つIoT分野における高度なテクノロジーやビジネス基盤をベースに、さらに多様化、高度化する企業のIoTの利活用ニーズに対応したサービスを共同開発し、Aeris Japanを通して主に日本の企業向けに提供していくとしている。
 
 
■Aeris Japanの概要について

・社名:株式会社Aeris Japan
・設立日:2016年7月1日
・所在地:東京都港区東新橋1-9-1
・役員:代表取締役 兼 CEO Raj Kanaya、代表取締役副社長 赤堀 洋
・出資比率:ソフトバンク株式会社:51%、Aeris Communications, Inc.:49%
・事業内容:IoT関連およびテレマティクス関連のサービスの提供
 
 
■提供予定サービスの概要
 
1. 「IoTワンストップサービス」プラットフォーム
モバイルネットワークからSIM管理、見える化、データ利活用、課金まで、ユーザーの用途に合わせたエンド・ツー・エンドのサービスの構築、提供。
IoTワンストップサービス
IoTワンストップサービス
 
 
2. テレマティクスサービス
リモートコントロールや車両モニタリング、eコールなど、Aerisの「テレマティクスプラットフォーム」を利用する基本的なサービスのほかインフォテイメントなど、ユーザーの多様なニーズに合わせた個別のカスタマイズサービスの提供。
自動車メーカーへのサービス提供
自動車メーカーへのサービス提供
 
 
3. IoTソリューションサービス
フリートマネジメント、遠隔医療診断、遠隔監視、バスロケーションなど、さまざまなIoTのサービス用途向けに、アプリケーション・プラットフォームサービスを柔軟に提供。
 
 
 

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