Google「Android」がMicrosoft「Windows」を初めて追い越す

2017年4月5日 15時46分更新


Web解析サービスを提供するStatCounterの発表によると、
米IT大手Googleが提供する「Android」がMicrosoftの「Windows」を抜き、
パソコンやスマートフォンを動かす基本ソフトの世界シェアで初めて首位に立ったことを明らかにした。

GoogleのAndroidは、デスクトップ、ノートパソコン、タブレット、モバイルの合計インターネット使用量で、3月のAndroidのシェアは37.93%、Windowsの37.91%を0.02ポイント上回って世界で最も人気のあるオペレーティングシステム(OS)として初めてMicrosoftのWindowsを抜いた。

StatCounterのCEO、Aodhan Cullen氏は「MicrosoftがOS市場の歴史と時代を主導してきた時代は終わった」とコメントした。

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5年前の世界シェアはわずか2.4%だったAndroidが短期間で成長した要因として
インターネットにアクセスするためのスマートフォンの成長、従来のPCの売上の減少、アジアの世界市場への影響であると語った。
しかし、Windowsは引き続き3月に世界のオペレーティングシステムのデスクトップ市場(PCとラップトップ)で84%のインターネット使用率を占めている。

「Windowsはデスクトップ戦争で勝ったが、戦場は進んだ。Microsoftがモバイルに進出するのは難しいだろうが、次のパラダイムシフトにより、AI、音声、コンティニュアム(デスクトップとスマートフォンの置き換えを目指す製品)でシェアを回復する可能性がある」とCullen氏は語った。

 地域別で、北米のWindows(すべてのバージョン)が39.5%で1位、iOSが25.7%で2位、Androidが21.2%で3位と、シェアを持つすべてのプラットフォーム間でのリード。これは、Windows(51.7%)がAndroid(23.6%)とヨーロッパでも同様にPC市場に限るとWindowsは今でもシェアを維持している。

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