関西電力とオプテージ、姫路第二発電所でスマート保安実証実験を開始

2021年5月6日 11時46分更新


 関西電力およびオプテージは、姫路第二発電所(兵庫県姫路市)において、ローカル5Gおよび4K対応ドローン等を活用した、スマート保安推進に向けた実証実験を2021年6月から開始する。なお、同実証に必要となる、ローカル5Gの予備免許も取得したとのこと。
 具体的には、火力発電所およびLNG基地の屋外設備を4K対応ドローンおよびARグラスで撮影し、高精細な映像をローカル5Gで中央制御室へ無線伝送する。これにより、中央制御室で設備の状態を高精細な映像で監視できるようになる。

 なお、ローカル5Gおよび4K対応ドローン等を活用したインフラ監視は日本初の取組みとなるとのこと。
 発電所においては、現場での設備点検等を担う人材確保、設備の高経年化、新型コロナウイルス感染症下での安定稼働など様々な課題があり、これらを解決するために、新たなデジタル技術を活用した電気の保安業務のスマート化が求められている。
 同実証実験では、現在、人が現地で実施している定期的な設備の巡視点検を、ローカル5Gおよび4K対応ドローン等を活用することで代替し、高精細な映像で監視することで、異常の早期発見や故障の未然防止を目指すとのこと。

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