NECモバイルコミュニケーションズは3月24日に解散へ、携帯電話事業の譲渡は予定通り実施
2016年3月1日 17時11分更新
NECは連結子会社であるNECモバイルコミュニケーションズを解散し、同社に対する債権を放棄することを発表した。
NECモバイルコミュニケーションズが清算手続に入る目処が付いたことから、同社を解散すること及び、同社に対する約1,012億円の債権を放棄することを取締役会において決議したという。解散は2016年3月24日を予定。
NECモバイルコミュニケーションズは2009年にNEC、カシオ計算機、日立製作所の合弁会社となる「NECカシオモバイルコミュニケーションズ」を基としており、MEDIASシリーズなどの端末を開発してきた。2013年に事業不振からスマートフォンの開発を中止し、カシオと日立が保有する株式をNECが買い取ったことでNECモバイルコミュニケーションズに社名を変更。以後フィーチャーフォンの開発、販売、修理を行ってきた。同社の2015年3月期時点での総資産は34億円で、純資産はマイナス1,015億円。
昨年12月にNECモバイルコミュニケーションズは携帯電話端末事業をNECへと3月1日付けで譲渡すると発表していたが、これは予定通りに行われるという。