ソフトバンク(株)、第3四半期は増収増益。
2023年2月6日 13時55分更新
ソフトバンク株式会社[9434]は、2023年3月期 第3四半期決算を2月3日に発表した。
■全社業績
売上高は4兆3,455億円(YoY+4.1%)、営業利益は9,820億円(YoY+21.7%)、純利益は5,086億円(YoY+20.6%)と増収増益。通期業績予想に対する3Qの進捗率は、純利益が94%と順調に推移している。
売上高は4兆3,455億円(YoY+4.1%)、営業利益は9,820億円(YoY+21.7%)、純利益は5,086億円(YoY+20.6%)と増収増益。通期業績予想に対する3Qの進捗率は、純利益が94%と順調に推移している。
売上高は、全セグメントにおいて増収。営業利益は、コンシューマー事業は料金値下げの影響が続き減少している一方、PayPay子会社化に伴う再測定益があり増益となった。
1.コンシューマ事業
売上高は21,277億円(YoY+0.9%)、営業利益は4,312億円(YoY-16.9%)で増収減益。
「おうちでんき」の売上が増加した一方、新料金プラン導入や通信量値下げの影響でモバイル売上はYoYで4.7%減少した。スマートフォンの累計契約数はYoYで7%増加と、Y!mobileを中心に伸びている。
また、3Qより「PayPayカード ゴールド」の提供を開始。PayPayカードの獲得と共に、モバイルの新規獲得や解約抑止、eコマースの利用者や取扱高の拡大、金融ビジネスの決済取扱高(GMV)拡大などのシナジー創出を図る。
売上高は21,277億円(YoY+0.9%)、営業利益は4,312億円(YoY-16.9%)で増収減益。
「おうちでんき」の売上が増加した一方、新料金プラン導入や通信量値下げの影響でモバイル売上はYoYで4.7%減少した。スマートフォンの累計契約数はYoYで7%増加と、Y!mobileを中心に伸びている。
また、3Qより「PayPayカード ゴールド」の提供を開始。PayPayカードの獲得と共に、モバイルの新規獲得や解約抑止、eコマースの利用者や取扱高の拡大、金融ビジネスの決済取扱高(GMV)拡大などのシナジー創出を図る。
2.法人事業
売上高は5,509億円(YoY+4.2%)、営業利益は1,085億円(YoY+3.1%)で増収増益。
テレワークやクラウド関連などのソリューション売上は、需要と売上増加により、1,755億円(+12.9%)と堅調。特にクラウドとセキュリティは20%を超える成長を続けており、売上を牽引している。
3.金融事業(2022年度Q3より新設)
売上高は876億円(YoY+77.2%)、営業利益は24億円(YoY-82.8%)で増収減益。主な要因は、会計期間にPayPay(株)を子会社化した影響とPayPayカード(株)での戦略投資によるもの。
PayPayは、2022年12月末時点の登録ユーザー数は5,400万人を突破。3Q累計の決済回数は37.5億回、決済取扱高(GMV)は5.7兆円、売上高(単体)は898億円となった。EBITDA(単体)は138億円の赤字だが、前年同期比307億円改善。
SBペイメントサービスは、3Q期累計の決済取扱高(GMV)は4.8兆円(YoY+26%)。特にグループ外の決済を含む非通信の領域が牽引し、同領域はYoYで40%増加した。
PayPay証券は、PayPayポイント運用サービスの累計運用者数が800万人を突破している。
売上高は876億円(YoY+77.2%)、営業利益は24億円(YoY-82.8%)で増収減益。主な要因は、会計期間にPayPay(株)を子会社化した影響とPayPayカード(株)での戦略投資によるもの。
PayPayは、2022年12月末時点の登録ユーザー数は5,400万人を突破。3Q累計の決済回数は37.5億回、決済取扱高(GMV)は5.7兆円、売上高(単体)は898億円となった。EBITDA(単体)は138億円の赤字だが、前年同期比307億円改善。
SBペイメントサービスは、3Q期累計の決済取扱高(GMV)は4.8兆円(YoY+26%)。特にグループ外の決済を含む非通信の領域が牽引し、同領域はYoYで40%増加した。
PayPay証券は、PayPayポイント運用サービスの累計運用者数が800万人を突破している。
4.ヤフー・LINE事業
売上高は11,696億円(YoY+3.8%)、営業利益は1,269億円(YoY-16.6%)で増収減益。主な減益要因はLINEグループの採用強化など人件費増加によるもの。
Zホールディングス、LINE、ヤフーの3社合併について
Zホールディングス(以下ZHD)は2月2日、LINE、ヤフーとの3社統合方針を発表、2023年度中を目処に経営体制を一新するとした。宮川潤一社長はこの件について「目的は一言で言うとスピードアップ」と述べ、サービス開発から提供までのスピードについて注視する発言を繰り返した。LINEとヤフーは経営統合から2年が経過しており、意思決定とシナジー創出を迅速化する。
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