電子マネー決済が初めて5兆円突破、決済件数も50億件超え―日銀発表

2017年2月28日 14時19分更新


 日本銀行は2月28日、国内の主要な決済システムにおける決済件数・金額などの基本的な計数をまとめた「決済動向」を公表し、2016年の電子マネーの決済金額が初めて5兆円を突破したことがわかった。決済件数も50億件を超えており、昨年発売された人気携帯端末「iPhone 7」でSuicaの利用が可能になるなど、市民生活の「キャッシュレス化」が進んでいる。
 
 調査対象は、プリペイド方式のうちIC型の電子マネーで、楽天Edy・SUGOCA・ICOCA・PASMO・Suica・Kitaca・WAON・nanacoの8社からデータ集計したもの。交通系については、乗車や乗車券購入に利用されたものは含まれていない。
 
 調査結果によると、決済金額は対前年比10.8%増の5兆1436億円で、件数は同11.0%増の51億9200万件にのぼった。1件あたりの決済金額は991円となっている。
 また、発行数は3億2862万枚で、そのうち3091万枚は携帯電話が占めている。
 
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