KDDI、ドローンの遠隔自律飛行を実現する「スマートドローンツールズ」提供開始

2022年2月15日 11時48分更新


 KDDIは2月15日から、モバイル通信や運航管理システム、クラウドなど、ドローンの遠隔自律飛行に必要なツールを揃えた「スマートドローンツールズ」を提供開始する。
 2022年度の法施行が予定されている「有人地帯における補助者なし目視外飛行 (レベル4飛行)」の解禁で、物流やインフラ点検、災害時の監視などさまざまなシーンでドローン利用の加速が期待されている。「スマートドローンツールズ」は、ドローンの遠隔運用を検討する法人のニーズに幅広く対応するとのこと。
 「スマートドローンツールズ」は、ドローンの遠隔自律飛行に必要な基本ツールをまとめた「4G LTEパッケージ」に、ユーザーの利用シーンに合った「オプション」を組み合わせて利用することができる。
 「4G LTEパッケージ」は、全国どこからでもドローンの遠隔操作・映像のリアルタイム共有を可能とする「運航管理システム」や、撮影したデータを管理する「クラウド」、データ使い放題の「モバイル通信」の3つのツールをまとめ、月額4万9800円で提供する。

 あわせて、多くのユーザーに体験してもらうため、期間限定で「4G LTEパッケージ」を12月まで無料で利用できる「トライアルキャンペーン」を2月15日から3月31日まで実施する。
 また、KDDIはドローンに最適化された耐ノイズ設計で安定した通信を実現するドローン専用通信モジュール「Corewing 01」を開発し、4月から提供開始するほか、国内外11機種のドローンへ「Corewing 01」を順次搭載していくとのこと。これにより、ユーザーはドローンにモジュールを組み込む手間なく、用途に応じた最適なドローンを利用することができるとのことだ。

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