訪日外国人の接客対応をサポート、AIを活用した「KDDI AI翻訳」とオペレーターによる「KDDI TV通訳」提供開始

2017年2月14日 16時16分更新


 KDDIは、法人向けに訪日外国人の接客対応品質および顧客満足の向上を目的とした「KDDI AI翻訳」と「KDDI TV通訳」の提供開始を発表した。2月14日より受付開始。
 
 「KDDI AI翻訳」は、音声入力もしくは文字入力により、英語、中国語、韓国語の翻訳が可能なアプリケーションサービス。音声認識や翻訳過程にディープラーニングなどのAI技術を活用し、会話の中に出てくる曖昧な表現にも対応できる高度な認識精度を実現している。
 「KDDI TV通訳」は、多言語対応できるオペレーターがタブレットの画面越しに、接客対応者と訪日外国人客との間で、異なる言語での会話をそれぞれ通訳する三者間通訳サービス。英語、中国語、韓国語、フィリピン語、フランス語、タイ語、ベトナム語、ポルトガル語、スペイン語の9か国の言語に対応している。
 「KDDI AI翻訳」は、簡単な顧客対応や簡易な質問の回答を行う場面で、「KDDI TV通訳」は詳細な商品説明や複雑な案内を行う場面での利用が想定される。なお、両サービスともに対応言語は順次拡大を予定している。
 
 提供料金については、「KDDI AI翻訳」が1ID当たり480円/月となっている。
 また、「KDDI TV通訳」には10分プラン・30分プラン・60分プランが用意されており、各プランの1ID当たりの利用料金は、10分プランが3,000円/月、30分プランが8,000円/月、60分プランが15,000円/月。各プランとも、1分300円の従量課金が必要になる。なお、「KDDI TV通訳」を契約した場合は、「KDDI AI翻訳」は無料で利用することができる。

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