ソフトバンク、2回線を常時接続して信頼性の高いネットワークを実現、法人向け「Twinアクセス」の受け付けを開始

2019年4月2日 15時24分更新


 ソフトバンク株式会社は、VPNサービス「SmartVPN」のアクセスラインアップとして、2回線のモバイル回線を使用して信頼性の高いネットワークを実現する、法人向けモバイルネットワークサービス「Twin(ツイン)アクセス」の受け付けを開始した。

 「Twinアクセス」は、2回線のモバイル回線を使用して、両方の回線を常時アクティブの状態で接続するアクセス回線サービスで、2回線のモバイル回線を切り替えてアクセスする方式と比べて通信品質が改善され、安定した通信を行うことができる。また、異なる通信事業者の回線を組み合わせて使用することもでき、冗長性を兼ね備えた障害に強いネットワークを実現。さらに、電波強度やトラフィックの運用状況を、利用者向けポータルサイト「SmartVPN Web」でいつでも確認することが可能。

◆サービス概念図
サービス概念図

 ソフトバンクは、「Twinアクセス」のサービス提供に先立ち、約1年間にわたって幅広い業種の利用者にフィールドトライアルとして利用してもらい、検証を行った。その結果、DSLやデジタルアクセス(DA)などのメタル回線を使用している店舗のPOSデータや、銀行のATM用の回線などの利用環境において、代替のアクセス回線として信頼性の面でも問題なく利用できることを確認。また、ケーブル敷設工事が不要というモバイル回線ならではの特長を生かして、工場や催事場での利用や、物理的な回線の切断による通信障害の長期化などに備えたバックアップ回線として利用したいという要望があった。

 「Twinアクセス」は、ソフトバンクのモバイル回線を2回線使用するプランと、ソフトバンクと他事業者のモバイル回線を使用するプランがある。さらに、短期利用の需要に対応するために最低利用期間の条件がないプランも用意しており、さまざまな用途への活用が可能となる。ソフトバンクは今後、第5世代移動通信システム(5G)への対応も視野に入れて、企業のネットワークを支えるサービスとして提供していくとのこと。

◆「Twinアクセス」の特長
1.他社にない独自技術
・独自のパケットコピー技術を利用して、複製した同一データを常時アクティブ状態の2回線のモバイル回線に送信し、先に到着したデータを採用することで安定した通信品質を実現
2.簡単に導入可能
・回線工事不要で、専用端末を置くだけで利用可能
・催事場などの短期間の用途でも迅速にネットワーク構築が可能
3.高いセキュリティー性
・インターネット網を経由せず、閉域性を確保したVPNに直結し、かつ暗号化により安全性を確保
4.無線区間の見える化
・「SmartVPN Web」で、お客さまご自身のパソコンから電波状況などのモニタリングが可能

◆提供プラン
ソフトバンク2回線
 
 
 
 
 

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