株式会社KDDIとauペイメント株式会社は2026年3月3日に、スマホ決済サービス「au PAY(コード支払い)」が韓国国内で利用可能になると発表した。このサービスは、韓国の大手コード決済事業者である「paybooc」と提携することで実現したもので、韓国内のコンビニエンスストアや飲食店など30万店舗以上の加盟店で順次利用できるようになる。利用者は日本国内で使い慣れているau PAYアプリをそのまま海外でも活用でき、キャッシュレスでのスムーズな買い物が可能となる。


今回のサービス開始により、韓国を訪れる日本人旅行者は、現地のコンビニ「CU」やカフェチェーン「Ediya Coffee」、免税店の「Lotte Duty Free」といった幅広い場所で支払いが行える。決済方式は、利用者がアプリに表示したQRコードを店舗側が読み取る「ストアスキャン方式」を採用している。利用にあたっては、日本円と現地通貨の両方で残高が表示されるほか、リアルタイムな為替レートを確認できる機能も備わっており、海外での金銭管理が非常に容易になる。また、決済履歴もアプリ上で即時に確認できるため、セキュリティ面での安心感も高い。これまでも「au PAY プリペイドカード」を通じて海外での残高利用は可能であったが、コード決済への対応により、スマートフォン一台でより手軽に決済を完結できる環境が整った。

この海外展開の背景には、2026年2月に締結されたEVONET Global Pte. Ltd.(Evonet)との基本合意がある。Evonetは、各国のコード決済事業者をつなぐネットワークを展開しており、KDDIはこのネットワークを活用することで迅速な海外利用の拡大を図っている。2026年4月以降は、韓国だけでなく、スマホ決済が普及している東アジアや東南アジアの諸国・地域を中心に、順次サービスを広げていく方針だ。また、ポイント還元についても日本国内と同様の仕組みが適用され、現地での利用額200円(税込)ごとに1ポイントのPontaポイントが加算される。なお、海外で本サービスを利用するためには、日本国内にいる間、つまり出国前にau PAY アプリでの本人確認(eKYC)を完了させておく必要がある。
au PAYは、今回の韓国でのサービス開始を皮切りに、国境を越えた利便性の高い決済インフラの構築を一層加速させていく。
参考URL:https://newsroom.kddi.com/news/detail/kddi_nr-940_4351.html
